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失敗するところでした。危なかったー((+_+))
↑上の絵コンテはぼくが描いたもの。今漫画家さんに依頼して清書してもらってます。
←こちらが漫画家さんが製作途中の下絵。超いい!完成が楽しみっす♪
こんにちは!お話化クリエイターのマッキーヤです。 こだわりやメッセージをエンタメ話に変換する企画屋です。ぼくの会社では今、事業の選択と集中を進めてます。その分野が「お話化」です。お店や会社のこだわりや、商品の良さを「エンタメ話に変換して伝える」ことを根幹にいろいろな商品を展開していきます。起業して10年たちましたが、やっぱり「こだわりを伝えきれていないお店や会社」っていっぱいあるんです。ホントにこだわっていてめちゃめちゃいい商品やお店なのに…もったいないなーって思ってて。
それを伝える手段としてぼくは「エンタメ話」を選びました。マンガや4コマやミニ小説や絵本みたいな動画などです。ずーーっと思ってましたけど、どんなにいい商品でも、その良さが伝わらなければ「よくない商品」なんです。どんなにこだわっていても、伝わらなければ無力なんです。
でも、それを伝えたくても、お客さまが聞く耳・見る目を持ってくれなければぜーーーーったいに伝わらない。
だから、選びました。
●見たくなるもの ●読みたくなるもの
を。お客さまの方から前のめりになってみてくれたら、伝わるじゃないですか!そういう形をとれば、伝わるものも伝わりますから。
ということで「絵本みたいな動画」とか「うごく4コマ」が先行して商品になりました。ありがたいことに好評で成果もゾクゾクなんです。動画は半年くらいやってますからそれなりの数と成果になってきました。うごく4コマは始めたばかりですがすでに成果も出始めていてぐいぐい来てます。
んで、さらにさらに進化をさせるべく動いています。
今、うごいているのは
1:ヴィジュアルの上質化:イラストレーターさん・漫画家さんと。
2:1~2ページマンガの商品化
3:さらなる動画化:うふふ♪これイケますよ!
4:スマホ時代の1コマタッチ広告:実現可能性を図っているところ
です。詳しくはおいおいお伝えできればと思っています。今回は「2:マンガの商品化」について、気づきがあったので紹介させて下さい(ここまでが前置き、長いですねーーすみません)
お客さまを裏切るマンガ広告は嫌だ。
お店や会社のこだわりを1~2ページマンガにするサービスを始めるために(そういえばぼく、昔は漫画家になりたかったんです、これホント)、まずはその商品自身の魅力を伝えるためのマンガを作っていたんです。実際に見せないと説得力ないでしょ?
で、ストーリーを考えていたんです。
この商品のポイントは「つい見ちゃうこと」「まだ興味がないお客さまが、ついつい目を向ける・読んじゃう」ツールであることです。そしてただ説明するのではなく「エンタメ話として成立すること」です(いやなんです、ただセリフで説明するだけのマンガは、よく見かけるけど)。
ちなみに「つい見ちゃうこと」は割と簡単です。上の画像もちょっと目が向いちゃいますでしょ? 1コマ目に目を向けてもらうのは「マンガ」であることで割とクリアできます。マンガの体裁としてのポイントは「2コマ目を読みたくなる」「1ページ全部読んじゃうしかけ」だったりします。この際には読み手の文脈をとらえたり、興味の公式を使っていきます。のめりこんでもらう仕掛けですね(こういうのは、たぶんぼくは日本でもそうそう負けないと思います。お店の販促でそればっかり考えてましたから)。
そして「ポイントが伝わる構成」にすること。これも実はそんなに難しくないんです。いや、そうでもないのかも。世の中には「こだわりをセリフにしてキャラクターにしゃべらせるだけ」のマンガ広告も多いなーと思います。それもそれでいいのかもしれないんですが、ぼくはそれはやりたくなくって。だいじなのは「言いっぱなしにする」じゃなくて「伝わる」ですから、セリフじゃなくってストーリーの中で実感してもらうようにしています。もちろんセリフで必要な部分はやりますけど。
で、一番大事なのは「エンタメ化」だと思っています。
使命です。マンガや4コマって「見やすい」ツールではあります。それは「マンガっておもしろいものだよね」という消費者が期待する体裁だからです。だから、それを裏切っちゃいけないと思うんです(少なくとも意志として)。
「マンガの体裁にすりゃ、読まれるだろ」って意図だけで、こだわりやら言いたいことをキャラクターにセリフとして言わせるのは嫌。だって読者さま(お客さま)の期待を裏切る行為だから。
やっぱり「マンガ」という体裁をとるからには、意志としてはその使命を果たそうとしなきゃいけないと思うんえす。「読んでよかった」「オモシロかった」と思われたい。結果的にはそうならないかもしれませんが、そうなるような努力と工夫は絶対にしたい。そうじゃないと、お客さまは別のお話も読みたいとは思わないもん(それって、お客さまの期待を裏切ったということです)。
キレイなくせに、つまらない話だった
で、そんなことを思いながら自分の商品のシナリオを考えていました。「つい見ちゃう」は作れる。「違和感構造を作って最後まで読んじゃうしかけ」も作れたと思う。「ポイントが伝わる構成」も作れる。オチも作れたし、それなりにキレイなシナリオで整っている。とりあえず整ってる。
でも、
でも、
でも、足りない。
お話が、非常につまらなかったんです。個人的に。
自分で言うのも変なんですが、それなりに整っているんですよ。1コマ目から最後まで見る仕掛けはあるし、ポイントが伝わる構成にもなっているし、オチそれなりにキレイだし。これでOKを出す会社もあるでしょう。たくさん。
でも、嫌なんです。
オモシロくないから。
「オモシロい・オモシロくない」は最終的には読み手の主観になります。だから100%必ずオモシロいにすることはできません。どんな人気漫画でも。
でも、ですね。
あるんですよ。
技術って。
センスに任せるとオモシロくなるかどうかは運任せだったり、クリエイター任せになります。でも違う。センスだけじゃなくって「技術もある」それはぼくは知ってます(数年前に物語の構造をめっちゃ分析しましたから)。
で、これまで積んできたノウハウを見返しながらあれこれを試行錯誤していてやっとこさ分かりました。
このお話がなんでつまらないのか。
なんでオモシロくないのか。
それは「下心・裏心」がなかったからです。
キャラクターに下心を入れたら、命が入った。
このお話の主役は「営業部長のサイトーさん」です。東京を襲う怪獣キョーミネーナに商品のプレゼンをして解決するというお話なんですが(あれ?オモシロくない?ここはセンスもあるのでどうしようもない…)、どうもオモシロくない。
営業部長サイトーさんが戦う理由が「東京を救う」だったからです。キレイすぎるんですね。映画ならいいんだけど、2ページのマンガじゃリアリティが出せないから足りない。
そこで「下心」を加えてみました。
「部下にいい所を見せたい!」
ってのを。
そしたら生き生きし始めたんですよね。サイトー部長さん。戦う理由もスッキリしたし、エンタメとしても成り立つようになったんじゃないかなー。
最終的にオモシロいかどうかは読み手の主観です。だからオモシロくないかもしれない。逆にシラケるかもしれない。
でも、マンガという体裁を使う以上は「オモシロくする努力と工夫」は怠っちゃいけないと思うんです。そのための技術はあります。いっぱいあります。今回ぼくにも一つ武器が増えました。よかったー(*’ω’*)
ちなみに、上のマンガは今漫画家さんに依頼して清書中です。週明けには仕上がるかなーという予定です。超楽しみっす☆
これからの広報・販促にはエンタメが必要だ
ぼく、思うんです。
これからの時代の広報や販促には、絶対にエンタメが必要だって。
だって、世の中は情報だらけです。
ぼくらを含めて生活者・消費者はみんな情報の洪水の中で生きてるんです。説得しようとしてくる情報なんて耳も目も向けたくない。
大事な時間を費やすなら「オモシロいもの」「前のめりになれること」に対してだと思うんです。だから、これからはお客さまに何かを伝えるときには「エンタメ化」が重要。絶対にとは言えないけど、めっちゃ重要だと確信しています。
ぼくはその技術を、これからどんどん高めていきます。
あなたに「伝えたいこだわりやメッセージ」があるなら、それをエンタメ話化に変換して伝えます。ぜひ任せてください。
来週には「こだわり伝えるマンガ制作」のサービスをリリースします(これ、さらに「マンガ動画」にしますよー、めっちゃ面白くなる。伝えたくなったら、弊社にお任せくださいねーー。
ん?
あれ?
説得しにかかっちゃった?
(まきや)