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個人店のための3秒販促相談所のご相談事例からの一部おすそ分けの後編です(公開許可を頂いているものです)。

■前編:ほぼ確実に目を向けるPOPの仕掛け (ご相談の詳細もあり)

今回は「お客さまの嫉妬心をくすぐるPOP」のしかけをご紹介させてください。今回のご相談ではオプションメニューの利用促進が狙いなんですが、お客さまの利用動機を想像していくと「嫉妬心」はだいじだと思えてきたのです(この商品だけじゃないですけどね、嫉妬心て人を動かします)。

お客さまの利用動機について、こんな風に想定しました(頂いた情報からぼくが想定したものです)。

お客さまの利用動機を想定
・スッキリする
・アロマが選べる
・肌のたるみが戻りそう

ふむふむ・・・確かにこういうこともあると思うんですが…

キレイすぎますよね。これじゃ。

これは「タテマエ」です。表立って言えることばかり。

人には本音があります。周りにはあまり言いたくない本音。周りには隠しておきたい本音。ここを想定できているかどうかってめちゃくちゃ大事です。POPや販促であからさまにすることはできないんですが(周りにバレたくないことだから)、お店側がこれを想定しているかどうかは大きな差になります。

お客さまの「ホンネ」の利用動機を想定
・上質な施術を受けている自分が好き
・周りからよく見られたい
・若くいたい・若く見られたい
・キレイでいたい・キレイだと見られたい
・周りの知人よりも劣って見えるのは嫌!

こんなところが想像されます。

あくまでも想像です。人にもよるでしょう。もちろんこれがハッキリすることはありません。だって人には言いたくない本音の部分だから、お店から「こんな気持ちありますよね?」なんて言ったら、お客さまは離れて行っちゃいます。

でも、こういう本音部分を想定しているかどうかで販促の見せ方は変わるし、手ごたえも大きく変わります(これ、今回に限ったことじゃないですよ!販促を企画するときはめーーーーーっちゃ大事っす)


そっと、お客さまの嫉妬心をくすぐるには?

今回の利用動機では、周りからキレイに見られたいとか、周りよりも劣っていると思われるのが嫌とか、周りとの比較ってありそうに想像をしたんです(いつでもあることですね)。だから嫉妬心をうまくくすぐれは、お客さまって利用したくなるんじゃないかと。そういう想定で提案した販促策です。実はやることはめっちゃシンプルだし、よくあることかもしれません

(しかけ案)利用者さまの声POPをたくさん貼る

提案した策はこちらです。少し手間はかかりますがやることはシンプルです。特に珍しいことでもないでしょう。利用してくださったお客さまにアンケートシートに記入してもらいそれを店内に貼ります(お客さまが見えるところに)。ファイルにまとめておいてもいいと思います。

すでに利用したお客さまが「友達から●●って言われたよ」とか「若いねって褒められた」とか「年齢を驚かれた」と書いてくれたものを見たら…うらやましくなるでしょう。「自分と同じくらいの年齢や性別の人がそんな体験をしているなら、自分だって…」となってもおかしくありません。

また利用者が多いことが目に見えることで「みんなやってる感」も演出できるので利用の不安がやららぐ効果もあります。

ですので「可能だったら」なんですが、貼りだすお客さまの声は「うらやましい」と思えそうなものを積極的に選ぶとよりいいでしょう。まぁそればっかりだと「狙っている感」も出ちゃうので自然な感じで。


人にはタテマエとホンネがある

お客さまに購入いただく時って、何かしらお客さんの心が動いています。その「心」は、お客さまが言葉にしていえるタテマエだけではなく、言葉にしては言わないホンネもあります。そのホンネ部分をどれだけ想像できるか・くみ取れるかって大事ですよね。今回の想定があっているかどうかは実は分かりません(多少ズレていう可能性もある)。でもここで言いたいのは「ホンネ」も想像しましょうねということです。その方がこれからの販促もうまくいきやすいですから。ぜひ参考にしてくださいねーー!

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■書いた人…気になるづくりの専門家・まきやさねゆき(Twitter