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前回のランチョンマットの続きです(▶前回:「焼酎を有名人に例えたら、だれ?」で興味を誘うhttp://haps.chu.jp/archives/4926

今回は、このランチョンマットで狙った別のしかけを2つ紹介させてください。この2つのしかけは「お客さまの記憶に残る」ことを狙ったものなんです。

まずはランチョンマットの全体図を。

注文狙うランチョンマット

注文狙うランチョンマット

<しかけ2> タイトルの語感で記憶に残る。

このランチョン的ットのタイトルは

探検!発見!焼酎の街

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です。ちょっと聞いたことありませんか?このかんじ。そうです。むかしTV番組であったタイトルを少しもじっています。「たんけん!はっけん!ぼくのまち」って番組です。

人の記憶は、何かと結び付くことで強くなります。お客さまの記憶の中にすでに存在するものと紐づけができると、より記憶に残るんです。

もちろん紐づけ先は別のタイトルだっていいんですけど、今回は「焼酎の新たな側面を調べて発見する」というスタンスがぴったり合うかなと思って、こうしました。

これがTV番組名をもじっていることについては、お客さまは明確に気づかなくてもいいんです。なんとなく「こんな言葉あったなぁ」くらいでもOK。それはスッとお客さまの頭に入っているというだと思いますから。

もちろん、ハッキリと「アレだよね!」となった方がより記憶に残ります。さらには店員さんに「アレだよね?」と質問してくれたらさらにさらに記憶に残ります。

タイトルは、分かりやすさもだいじですが、「どうしたら記憶に残るか」という視点でも
検討したいものです。

<しかけ3> 行動を促して、記憶に残る

ランチョンマットの右上には、グラスを置く場所(簡易コースター)を設けました。店長の顔写真の横に「ここにグラスを置くと、おいしくなるよ」と書いて。

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なぜこうしたか。理由は2つあります。

一つは「焼酎の説明や有名人の似顔絵のところにグラスを置いちゃうと読めなくなる」から。もう一つは、こうして「行動を促すとお客さまはその通りに行動することが多い」から。

お客さまは「自由」にされたら、その通りに自由にします。でも「ここが置く場所ですよ」と促したら素直にそうしてくれる方も多いものです(もちろん強制力はないので、しない方もいますが)。

お客さまが意識をしない行動であれば記憶には残りませんが、意識した行動なら記憶に残る可能性が上がります。「グラスはココですよ」「はい、ここですね」と言う流れはお客さまの意志で行動をしてもらっているんです。ほんのちょっと記憶に残る可能性が上がるだろうと。

「感情+行動」のエピソードが作られると、より記憶に残りやすくなるはずですから。

ランチョンマット1枚でもいろいろとできますでしょ?

「しかけ」をしなければ、しかけのないランチョンマット。なにかしら成果が生まれるかもしれませんが、どうして成果が生まれたのかは分かりづらい。

狙って「しかけ」をすれば、しかけのあるランチョンマット。成果は出るかもしれないし、出ないかもしれない。でも「どのしかけがうまくいった/いかなかった」は分かるんです。狙っていますからね。狙いを持てば、●×のポイントが分かりやすくなる。それって次につなげられるということです。

販促物を作るときに何も考えずにつくるのは、どうかやめてくださいね。狙いを持ってつくりましょ。成果も出やすいし、なにより楽しいですから♪

■参考URL

・狙ってしかける販促物の企画・制作 : http://haps.chu.jp/nebaritool

・狙って「クチコミ」を仕掛けるなら実践プロジェクト http://haps.chu.jp/withhapic


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