FavoriteLoading「お気に入り」に追加する

makiyaWP2

ぼくは、この秋から「落語」をよく聞くようになりました。販促にも応用できる発見があるからです。で、そのきっかけになった本の著者である立川談慶師匠のセミナーに行ってまいりました。そのセミナーから、販促で応用できることを盗んでまいりましたので、それをおすそ分けさせて頂頂いている次第です。

会場がどっと沸いた瞬間を分析すると7つの構造がありまして、それを販促にも応用しようと。うまく応用できれば、

☆お客さまを惹きつけること

ができますから!とてつもなく大きな力になるんです!(応用にはひと捻りいりますけどね) 今回盗んだ「7つの構造」はこちらです。(あくまでも今回盗んだものと言う意味、すべてじゃない)


 

1)「キャッチー」な例えを選ぶ
2)「自虐」の例えを選ぶ
3)人を落とすように見せかけて上げる
4)矛盾・GAPを突っつく
5)あの人のモノマネ(⇒どう応用するの?)
6)私の失敗談を話す
7)「下心」をおっぴろげる

 

1)~3)は前回やりましたので、今回は4)~7)を。

▽前回の記事1)~3)の解説と応用
http://haps.chu.jp/archives/4985


 

4)矛盾・GAPを突っつく

セミナー内で、師匠がこんな事例を出したときドッと笑いが起きていました(多少ネタバレですね、ご容赦くださいませ)。

地方で工場から煙がモクモクと上がっているのを見て
「あれ、何の工場ですかね?」「空気清浄機です」

TV番組で「マグロのアイス」を食べるリポーターの感想
「ん~!! マグロの味がしなくてオイシー!」

どちらも矛盾を抱えている事例です。ツッコみたくなっちゃいますよね!(これに気づく視点がすごいんです。 何の気なしに見てたら気づきませんから)

我々商売人は、お客さまからツッコまれたら最高です。お客さまが興味を持ってくれた証拠です。そして、きちんと説明できるチャンスを頂けるんですから。

こうした矛盾をお店で作るのは、なかなか難しいですがお客さまが「なんで?」と思ってしまうようなしかけなら割とカンタンです。

たとえば…

☆ピンク牛乳

ってあったら、気になりません? 色がピンクなのか? どうしてピンク色なのか? それとも別の意味合いでピンクなのか? とか。 ほかにも…

☆0円牛乳
☆噛みごたえのある牛乳
☆激辛牛乳
☆手づかみ牛乳

とかも、「なんで?」ってなりませんか?きちんと理由を用意しておかないとお客さまをガッカリさせてしまいますけど、きちんとしてれば、お客さまとコミュニケーションできるしもっとお店のことを好きになってもらえるチャンスになります。


 

5)あの人のモノマネ(⇒どう応用するの?)

セミナー内で、談慶師匠は、その師匠の談志師匠のモノマネをしていました。それがまた似ているもんですから面白い。

……でも、モノマネはぼくら商売人がマネするのは難しい(そういうキャラの店主さんはやったらいいと思いますが)。でも、お客さまの心をグッとキャッチしているポイントなんだから、どうにか応用したい!

では、モノマネでポイントとなる点は何でしょう?

「あ~似てる!」「あ~アレだね」と「マネされる方のことが思い浮かぶこと」です。誰かわかるからこそ、何のモノマネをしているか分かるからこそ面白いんですよね。興味が湧くんです。だから、自分自身がキャラクターとしてモノマネをしなくても応用できるんです。

☆言葉だけをお借りする

という形で。たとえば、今年ならあのフレーズが流行りました。それを一部拝借して、こんなキャッチフレーズはいかがしょう?

「安心してください! 中身の具、たっぷりと入ってますよ!」

パロディなんですが、やっぱりお客さまが「すでに知っているもの」を基にすると
スッと理解してくれます。「あ~あれのマネでしょ?」と言われるくらいでもいいと思うんですよね~(そう言われるってことは、お客さまから愛されてる)。


 

6)私の失敗談を話す

失敗談については、わざわざココで話す必要もないかと思いますが…人は、人の弱い部分を知ると自然と親近感を感じたり、応援したくなるものです。

 

そうそう!この話なら有益かもしれません。「ファンになる3要素」って知ってます?

あくまでも、ぼくなりの定義なんですけど

・専門性の高さ(技術)
・プロとしての心構え(心)
・ちょい足らず(弱点)

だと思っています。仕事人としてすばらしい技術や心があるだけだと「完璧な人」になっちゃって、憧れにはなれど「ファン」にはなりづらい。「ちょっと足りない部分」が見え隠れするからこそ、そこを応援したくなる。その応援できる部分にこそファンの存在場所があるんだと思うんです。

そういった意味でも「失敗談」は有効ですね~。


 

7)「下心」をおっぴろげる

セミナーの締めだったか、談慶師匠がまとめに入った時だと思います。

「で、今日一番言いたいのは…この本を買ってほしいということです!」

とおっしゃって、またどっと笑いが。

下心をおっぴろげたからだと思います。この「下心」は曲者で、「うっすら透けて見える」のと、「自分からおっぴろげる」のでは印象がまったく違います。

「この人、なんだかイイこと言ってるけど結局は売りつけたいんだろうな」と思ってしまったら、聞き手は安心できません。不安と不信の中で聞くことになります。

「本当は、買ってほしいんですよ」とおっぴろげてくれたら安心です(しつこかったり、押しが強烈すぎたら嫌ですけど)。

売上に困ってるときは「ごめん、今日はたすけて!」なんてお願いするのもありかもね、ってことです(関係性のできてるお客さまだけだけど)。

これも、先ほどの「失敗談」「弱点」につながる内容です。


と、今回も長々と書いてしまいましたが、落語ってめちゃくちゃ面白いっす(全然知らないくせに、よく言いますよ。我ながら)。販促にも、商売にもめちゃくちゃ応用できますでしょ?

談慶師匠の本は盗めるところがいっぱいっす!

「いつもおなじお題なのに、なぜ落語家の話はおもいろいのか」
立川談慶 著 http://amzn.to/1YvyJpU


makiyaWP

↓【メルマガにご登録ください】 しかけ販促で儲ける技術(水・金配信)

↓今すぐ、メールアドレスを入力し「登録」ボタンを押してください! 写真・イラスト付きで分かりやすく配信中!