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お店に「味比べ」の商品はありますか?
「利き○○」とか「3種の●●盛り合わせ」とかで、似たカテゴリの商品を数種類味わって頂くようなもの。食べ物でなくても構いません。ここではどれも「味比べ」としましょう。

この「味比べ」商品ですが、表現の仕方によって、お客さまの満足度に差が出るようです。あるカフェの見せ方を見て、それを発見しました。

例えば「利き酒セット」などとして、数種の日本酒を比べてもらうセットなどがあります。このセットに入れる日本酒の選び方やその見せ方によって、お客さまの満足度や記憶が変わるんです。

日本の各地のお酒を集めて、いろんなバリエーションを味わって頂くのもいいんですけど、1本の基準線を設けるかどうかがとても大事です。

 

☆12種のチョコレートを味比べできるカフェ

ヨコハマにあるチョコレートカフェで12種のチョコレートの味比べをするメニューがありました。12種類のチョコレートがひと欠片ずつ並びます。それぞれ素材の産地や、配合が違うようです。

で、この並べ方がとってもいいんです。
食べながら「なるほど!」「確かに!」と納得できるんです。

提供してくれる時、スタッフの方はこのように言いました。

左が一番甘くて、右側に行くほど苦味が強くなります。左の方からお召し上がり下さいませ(のような感じ)」

↓お皿の下には専用シートが!これもスゴイ!

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これ、すごくないですか?
このように説明されると、お客さまはどうするか。

●「甘味と苦味を比較しながら食べられる」んです!

左のチョコを食べて「うん、甘いな」と。そして、少し右側のチョコと比較して「確かに、こっちの方が苦い!」と感じる。この「確かに!」とか「なるほど!」という印象が
とても大事です。お客さまが、比較した結果に「納得」をした瞬間です。これは記憶に残りやすいはず。

 

☆なぜ、納得が生まれたのか?

どうしてこのような「納得」が生まれるかというと、「比較基準」を提示したからです。

左が甘い、右側が苦い

という一本の線が明示されています。だからこそ、お客さまはその基準で味わうことができるんです。

これが明示されずに、12種類のチョコレートがただ並んでいたらどうでしょう。なんだか味わいが違うような気もするけど、どう違うのかよくわからない、という感じになっちゃうでしょう。12種類のチョコを食べたという満足感はあれど、違いの納得度は得にくいかなと思うんです。(味がよくわかる人には、それでもいいんでしょうけど)

何かを比べる時には、「比べる基準」があった方が比べやすいです。
「比べる基準」があれば、「確かに違う」と納得もしやすい。

違いをはっきりと納得出来たら、「自分は違いの分かる男」だと言うセルフイメージを作れます。結果的に、満足度も高まるというわけです。ハッと分かる瞬間は、記憶にも残る瞬間です。

☆クチコミにだってつながる

「自分は違いが分かる」というセルフイメージがつけば、人を連れていきたくなったりします。「ね!違うでしょ?」と共感してもらえたり、「すごい!」と喜んでもらえたら売れイイですから。またチョコレートの下のシートは持ち帰りを提案しているのもいいですね。モノが手元に残っていたら、思い出す機会が増えますし、人に話す機会も生まれますから。

あと「どれが一番お気に入りでしたか?」なんて聞きながら、お客さまに一つを選んでもらって記憶に残してもらうしかけもあったら、もっと記憶に残るかなぁなんて考えていました。

 

ね?いいでしょう?
この事例って、いろんな業種に応用できると思うんです。これを応用する企画、絶対にやりたいなぁと思っています。ピンと来た方、ご一緒しません?

■参考URL

・バニラビーンズ:http://chocolatedesign.co.jp/(←接客もすごいんす!)

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