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最近のマクドナルドの販促って目を見張るものがあります。業績が好調の要因は、チョー優秀な販促部隊の成果も大きいんじゃないかって思うんです。
だって、面白いし、めちゃくちゃ勉強になることばっかりしてるんですもの。あなたがマクドナルドを好きだろうが嫌いだろうが、販促企画のやり方については、超盗みがいがありますよ～☆
今、マクドナルドのテーブルに貼られている販促シールをご存知でしょうか？
●怪盗ナゲッツ シール
です。あの芸人のダン●ィ坂野さんとコラボしての企画のようです。ダン●ィさんの「ゲッツ」とかけて「ナゲッツ」のようです。で、この告知シールが面白いんですよ。
↓たとえばこれ。
黄色い服の袖から、手が出ていてナゲットをつかんでいます。吹き出しにはセリフが書かれていて、シールのカタチは、手やナゲットの形に切り抜かれています。これが客席テーブルに貼られています。
どうしたって目に入ります。だって、お客さまの行動線上にあるんですもの。目に入らないわけがありません。そして、このシール。注目しちゃいますよね。
このシールの注目ポイントはこのあたりです。
・お客さまの行動線上に配置
・手の形（動きのある手ですね）
・黄色（目立ちます）
・吹き出し＆セリフ
・切り抜きの型どり
このあたり、すぐ応用できますでしょ？でも、ぼくがすごいなぁと思うのはココじゃないんです。もっとすごいところがあるんです。
それは、これ。
●シールが何種類もあるところ
です。このナゲッツのシールは何種類もあるんです。もっと小さなものもあれば、全身が映っているものなども。別のテーブルを見ると、違うシールが貼られているんです。カウンターテーブルの奥の方を見ると、違うシールが貼られているんです。
すると、お客さまはどうなるか？
「あっちのシールはどんなだろ？」とちょびっと気になるわけです。（少なくとも、ぼくは気になったわけですよ！）んで、いくつかの種類を見ちゃう。これってお客さまを動かすしかけです。
さらには、「ナゲット」を何度も意識しますからサブリミナル的に意識づけさせられるわけです。結果的にナゲットを買う人は多くないかもしれません。でも、だいじなのはそこなじゃいはず。
マクドナルドが狙っているのは、たぶんもっともっと先のことです。こうしたしかけを頻繁に行うことで、マクドナルドで「何かしらの感情が動く体験」をしてもらうことになるんです。すると、意識の奥深くに「マクドナルド＝なんか楽しい場所」と根付く。さらにはマクドナルドの記憶が表面に残りやすいのですぐに思い出せるし、ナゲッツなどの販促を話題にできる。そんなことを狙っているんじゃないかと思うんです。
※キャンペーン単体としては、ツイート拡散を狙っているみたい。
http://www.mcdonalds.co.jp/campaign/dandydehanai/index.html
（↑アドレスが「ダンディではない」としてるもの小技が効いてる）
こないだでやっていた「ポテ撮り」もそんな感じでした（まだやってるのかも）。たぶんですが、今後もマクドナルドのワクワク販促は続くと思います。今後も大注目ですよ～。何を狙っているのか、考えながら体験していきましょう～☆
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