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何かの商品が売れる文章って、どんなものでしょう?

その商品の魅力をきちんと説明しきった文章でしょうか?

そういう場合もあるでしょうが、そうじゃない場合もあるんです。

実はつい最近のこと、ぼく自身がFacebookで、ある本の紹介をしたところ「私も読んでみます!」とコメントをしてくれた方が大勢いたんです。すぐに購入して読んだ方も何人もいました。「読みます!」と宣言した人で、10人以上いました(これ、ぼくの投稿にしてはかなり多いんです).

 

↓証拠です(実際のFacebookの投稿)。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1188733344528434&set=a.128453697223076.23586.100001753389187&type=3&theater

まぁ当社比ではありますが「商品(本)が売れる文章」だったわけです。

この文章ですが、どんな狙いをもって書いたでしょうか?

ホントはですね…。

あまり言いたくはないんです。。。手の内なんで。

 

でも今回は、こっそりと解禁してみようと思います。まず第一に、「商品を売ろう」として書いた文章ではありません。いきなり「売るための文章」を書こうとしても、今やなかなかお客さまの購入は促せません。でも、今回の投稿では本が何冊も売れた。

なぜでしょうか?

狙いを言ってしまうと、「買う前のステップ」に力を注いだからです。説明するよりも、せっかくなので投稿文章の現物を見てみて下さい。

↓こんな感じで投稿しました。。
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嫌な気持ちになった。
10ページほど読んだところで、本を閉じた。

だって「読むより先に動きたくなった」ことができたから。
嫌な気持ちになったのは自分自身に対してだ。

著者の西野さんがすごすぎて、
「ぼくは何やってんだろぅ?」って思った。
はじめの数ページは悔しかった。
でも、だんだん印象が変わってきた。

「それ、すげぇ分かる!」って共感する箇所もあったけど、
「うわぁ!そんな視点があるのか!!!」って驚嘆する
箇所の方がずいぶん多い。さらに
「そこまでやってるのか!!なんじゃこの人は!」
って狂乱しそうになることもしばしばだ。

すごくおこがましい言い方だけど、
西野さんの考え方や切り口は大好きだし、
勝手に共感させてもらえる部分がいっぱいある。

ぼくも「そんなことがしたい」って思っていたこともあった。
でも、そのすべてにおいて、彼はぼくなんかよりも
ずっとずっと先のレベルで実践をしていた。

ぼくは何やってんだろぅ?

勝ち負けではない。
西野さんに勝ちたいとか負けてるとかじゃない。

自分自身に対して。もっともっとできるだろうと。
もっとやってる人がいるんだから。
とりあえず、もっかい読む。

そして、悔しい気持ちをもっかい高める。
その方が自分が動きだせるから。

そして、この本は長男に貸す。38歳になって火がつくよりも、
15歳で火がついた方がいいに決まってるから。

幸いにも、一昨日の晩にチラリと本の中身を話したら
喰いついてきた。少なくとも、そのページは読んでくれるだろうな。
それでいい。

うむ。今日の移動中にもっかい読む!
んで、もっかい悔しくなる!

※すみません、本の内容にまったく触れずでした。
フリーランスや個人事業など「個人」としてしごとを
している方にとってのバイブルになり得る本すよ。

———————————————

こんな感じっす。この文章で「その本読みたい!」って思ってくれた方がたくさんいたわけです。文章をじっくりと読んでみて欲しいのですが「おすすめ」「買ってください」といった類の言葉は発していません。

でも、読んだ人の何人かは「欲しい」「買いたい」と願った。間違いなく、ここには理由があるはずなんです。

ぼくがこの文章で狙ったこと。それは「本を売る・買う人が増える」ではありませんでした。(もちろん結果的には、こうなるのが本望です)

狙ったのは「印象」です。

「へぇ、この本を読むとそんな風に感じるんだ!」
「この人(まきや)にとっては、そんなに良かったんだ」

というような印象。そこに照準をしぼって文章を作りました。その結果、「そんな風になるなら、同じ体験をしてみたい」と購入しちゃう。そんな流れを想定して文章を書いたんです。結果的に売れましたから、成功っす!(売り上げはぼくには、入りませんけど!!)

商品を販売したいときは、「商品そのもの」を売るんじゃないんすよ。その一歩手前の状態をゴールにするんす。今回であれば「なんかすごそう」って印象。

そのゴールを達成した結果、何人かの方は「自分も読んでみたくなる」わけです。ゴールをいきなり「売る・買う人を増やす」とするとハードルが高すぎるんです。

「買う一歩手前」をゴールにする。すると、そのゴールにたどり着きやすくなったりするのです。

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