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公開制作案件で制作している直結名刺のお話です。前回に続いて3回目。

前回までに「ホントの強み」と、それを伝えるために「どんな会話をしたいか」「そのためのしかけ設計」をご紹介しました。

■前回と前々回の記事
名刺づくりの前にお客さま像とホントの強みを設定
名刺交換で”狙った会話”を生みだすしかけを作った!
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■依頼主:蜂の宝本舗さま
■取扱い商品:プロポリス(濃縮原液) http://hachinotakara.com/
■名刺ゴール:サンプルセットの取り寄せ

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今回は「1stアクション」です。名刺をお渡しした相手が、初めにする行動、それをぼくは1stアクションと呼んでいます。一歩目を踏み出してもらえないと2歩目も3歩目もありません。

せっかく強みが伝わるしかけを作っても、そこに辿りついてもらえなければ伝わらないのです。だからこそ1stアクションです。名刺をお渡しした時に「自然と相手が動いてしまうしかけ」を盛り込みます。

 

今回は「カタチ」と「ビジュアル」でそれをしかけました。

まずカタチはこちら。

ぼくはよく選ぶカタチです。折り込み型。今回は3つ折り型です。折り込まれているのがわかると自然と開いてしまうでしょう?

これってしかけなんです。「開く=1stアクション」です。開いた方は、開いてでてきた面に目が向きます。1歩目を踏み出してもらえれば、2歩目があるんです。シンプルですが、だいじなだいじなしかけです。

 

もう一つは、表紙のビジュアルです。ここにもこだわりました。表紙は第一印象ですから、ここでどんな印象を持ってもらうかってだいじです。今回の依頼主・蜂の宝本舗さまは、超濃厚なプロポリスを扱っています。プロポリスはミツバチから生まれる健康食品なんです。だからそれが一瞬で伝わるようにしたいと思いました。

「ウチの商品っていいんです!すごいんです!」ってアピールしちゃうと、受け手は引いちゃう。だから、自然とこちらの土俵に乗ってもらえるようにしかけるんです。

具体的にはこんなイラストを載せようとしています。

似顔絵イラストです。見てわかる通り、ただの似顔絵ではありません。

●ミツバチに乗っている似顔絵イラスト

にしました。

こんなんすれば、否が応でも「なんか蜂に関係のある人なんだな」と分かりますでしょ?ここで狙っているのは「蜂に乗ってますね」とか「蜂、カワイイですね」とかの会話です。あと「似顔絵似てますね」も。

ここで「蜂」の話題になれば、こちらの願い通りです。このあとに折り込みを開いて頂いて、ミツバチから生まれた濃厚なプロポリスのことを「へー」と知って頂くしかけが待っております♪

 

3回の記事に分けてきましたが、このようにして、スタート(名刺交換)からゴール(サンプル送る)まで、辿りつく設計をしました。

デザインは今進行中。完成が楽しみ、そして実際に名刺をお渡しした時の
反応がどうなるか、とっても楽しみですー。

 

こうした「しかけの設計」がだいじなのは、修正がしやすいからでもあるんです。1回で完全に狙い通りに行くわけではありません。どの時点で詰まっているのかを把握するためにも設計ってだいじ。設計をしておけば詰まりを改善することってできますから(なんとなく全体を作っていると、どこがいいのか悪いのかわからない)。

ぜひ名刺を作るときには、スタートからゴールまでの設計をしてくださいねー。名刺以外の販促物を作るときも一緒ですよー。


■直結名刺で、こんなしかけを♪(59秒)

■直結名刺 8月度制作分受付中っす(7月末までに)

http://haps.chu.jp/reaction-meishi