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成田駅から成田山への表参道を歩いていると、いろいろなショップがありました。中でも目を引いて、ぼくが買ってしまったのが石鹸です。

普通の石鹸ではなくって、さわると「ぷるんぷるん♪」とゼリーみたいな感触のする石鹸でした。

店頭のディスプレイで「触ってみて下さい」とあるのでつい触ってしまいました。(しかけですねー)

 

で、さわった時の感想は「これ!他でも触ったことある!」というものでした。以前に鎌倉で見つけた「蒟蒻しゃぼん」とすごーく触感が似ていたんです。(数年前のことなので、あくまでも記憶です)

 

ですので、その時に思ったのは「似たようなものがあるんだなー」くらいのものでした。この時点では買うつもりはなかったんです。

 

そして成田さんへ参拝して帰り道。また、同じ石鹸屋さんの前を通りました。そろそろ店じまいの様子で店員さんがシャッターを閉める準備をしていました。

通り過ぎて数メートル。ぼくは改めてお店を振り返り、寄っていってしまいました。そしてスタッフさんに促されて店内に入り、いくつか教えてもらって、一つの石鹸を買っていたんです(好きなの選んだら、一番高いのだった―!!1個2000円しました!)。

振り返るきっかけになったのはディスプレイにあったワードでした。

●さぼんさま お清め石鹸
(「お清めの珠」だったかも)

 

こちらの石鹸は「お清め」がキーワードの様でした。こんな言葉を見るとぼくは想像します。

「成田山だからお清めかー。
 成田山でお清めしてきた石鹸なのかな?」

って。こうなるとこの石鹸は「ココだけ」のものになります。他では手に入らないココだけのもの。鎌倉の蒟蒻しゃぼんとは違うもの。成田さんのご利益があるような気がするもの。(元々全く違うものかもしれないけど、ぼくの頭の中では似ていたので)

そうなると、そのまま帰るのが惜しくなってしまいました。そしてお店に近寄っていって買ったのです。


で、ですよ。
購入後、帰りの電車の中で、袋に同封されていたパンフレットを読み込みました(実はこれも楽しみだったんです)。すると、こんなことが書かれていました。

「長寿も、良縁も、金運も、
 まずはお清めから。
 さぼんさまで、
 豊かな泡立ちで、
 身も心も清め、
 さぁ、成田山に参りましょう。」

と。

 

 

ん?

 

ちょっとぼくが想像してたのと違う! 成田山で「お清めをしてきた石鹸」ではなくって「お清めをしに行くための石鹸」だったんですー。

なるほどー!ぼくのカン違いだったみたい!

でもうまいなーと思って。
「さぼんさま」っていうネーミング。ここには可愛らしさと厳かさがあります。仏さまを感じるネーミングでもあります。

また「お清め石鹸」とう立ち位置。人によってイメージは違いますがすでにご利益がありそうなようにも感じられます。

↓HPを読むと、それぞれ意味合いがあるようです。
http://sabonsama.com/whatsabonsama.html

実際どこまでご利益を絡めているのかは分からなかったんですが、ハッキリと「●●をした水を含んでいる」とかすると、よりご利益を感じやすいなーとも思いました。

とにもかくにも、普段なら買わないものをつい衝動買いしてしまったのは事実。

・きっかけのディスプレイ
・ココだけ感
・ご利益感

この辺りが揃っての衝動買いでした。参考になりますかねー。
なるはずですよー。販促ってゴールビジョンがめっちゃだいじです。お客さまが買いたくなるときのイメージをありありと思い浮かべる。そのためのしかけをしていくんです。ぜひ参考にしてくださいねー☆

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