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販促って「売上を上げるための活動」です。言い換えると「お客さまにもっと喜んでもらうための活動」です(商売自体が、お客さまに喜んでもらうための活動だとして)。

でも、販促ってビミョーだったりします。短期的には売上が上がってもすぐに効果がなくなったり、行き当たりばったりの販促ばかりで長期的にはあまり効果的でなかったり。

 

商売を続けていくためには「今の売上」ってだいじですから、すぐに売上の上がる販促に目が向くのは普通のことです。

でも、その販促一つ一つの方向性がバラバラだったら・・・中長期的には、お店の力にならないんですよね。

 

●どう売れるか?

●どんな風に繁盛するか?

●どんな風に人気店になるか?

●お客さまにどんな風に見られるか?

ってことを、具体的にイメージできてるかってことがすごーくだいじだと思うんですよ。理想像ですね。お客さまにとって、あなたのお店はどんな存在でどんな風に利用されているのか?

そういう繁盛イメージが具体的にあれば細かな販促もブレて行きません。即効性の高い販促をしても、繁盛イメージにそっていれば、その理想像に近づいていくはずなんですよ(はずなんです!)。

 

ぼく、そういうモデルっていくつもあるなーって分かってきました。

例えば、大手企業だったらこんなモデルがあります

■1番最初モデル
1番初めにやりだしたり、認知されると強い
(ホチキスとか、ポストイットとか)

■新カテゴリーモデル
新しいカテゴリーを作って1番になる!
(第3のビールとか、1000円カットとか)

■Everyday Lowpriceモデル
安く販売できる仕組みを作る
(ロピアとか、OKとか)

 

ぼくらのような中小零細企業なら、たとえばこんなモデルがあります。

■自慢の店モデル
「ここまでやるか!」ってこだわりがお客さまにも浸透していて、お客さまにとって「自慢の店」になる。お客さまが「俺の通ってる店だよ」と自慢クチコミを拡げる

■ターゲットチューニングモデル
他にもある業種でも、顧客層を絞ってその方にぴったり合う仕組みにして人気店になる。年配の方向けのPC教室とか、主婦向けフィットネスとか(←大手だけど)

■地域密着・ファンモデル
地域のお客さまと仲良く付き合い、絆を深めていく。商品やサービスだけでなく人付き合いがだいじ。

 

他にもいろいろなモデルを発見してますけど、だいじなのは「どんな風に繁盛するか」ってことを具体的にイメージしておくことです。

これをぼくは「繁盛モデル」と呼び始めています(そう、始めている段階なので変わるかも)。今26個のモデルがあがっていますけど、精査すると若干変わってくると思います。

 

また「繁盛モデル」とは別に「利益モデル」も必要です。「繁盛モデル」は、たくさんのお客さまに来店して頂くためのモデルです。対して「利益モデル」は、お店が利益を出していくための仕組みのこと。商品構成や仕入れの仕組みとか。お客さまがたくさん来てくれていても、まったく利益が出ていなかったら続かないですから。利益モデルは「ザ・プロフィット」という本に23の型が載っていました。それを参考にしています。

「繁盛モデル」と「利益モデル」の双方を持っておくと、短期的な販促もブレなくなるはず。中長期的にもどんどんお店の力が高まっていくはずっす。繁盛モデルに近づいていくはずですよー。

ではでは。

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