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こんにちは!しかける販促マンのまきやです。

この本は昨年の秋に初めて読んで「なんでこれまで読んでこなかったんだ!」と悔しがったものです。24年前・1994年の発刊で、ぼくが購入したものは2017年6月の第40刷りのものですからベストセラー本でしょう。知らずに来た自分に対して悔しかったのです。もっと触れておきたかった!と思ったのです。


さて、この本には「売れる」の法則が22個書かれています。でも、実際には大企業や日本全国を対象にするビジネスをやる場合に有効な法則も多いです。ぼくらのような小規模事業者では「分かるけど…そうはいっても‥」みたいに感じる項目もあるかなーと思います。

ぼくら小規模事業者にとって有効なのは、下記の7法則だと思う。ぼくらはこの7つに集中して読み、自分に置き換えて実践すればいい。「確かに!」とは思えど難しい項目なんですけどね。でも、実践できれば「売れる!」が確信に変わるでしょう。


■小規模事業者に有効な7法則とは…?

(そもそも超だいじな法則)

第5章:集中の法則&第6章:独占の法則 … お客さまに覚えて頂けるのは、1つの会社で1つだけ(一つの言葉か、一つのコンセプトだけ)。2つ以上を覚えてもらうことはできない。何で覚えてもらうのか? 何で覚えてもらえば繁盛するのか?

 

(ならば、自分はどこを選ぶか?のヒントになる法則)

第2章:カテゴリーの法則 …自分が一番手になれるカテゴリーを見つけよ。「どこが競合より優れているか」よりも「どこが新しいか」がだいじ。

第9章:対立の法則 第14章:属性の法則 … コンセプトの見つけ方の一つ。ナンバーワン会社のエッセンスを見つけ出し、その正反対を顧客に提供する。ただ、見よう見まねで逆をするのではお客さまにはウケない。大企業のお客さまが惹かれているエッセンスを見つけて、その正反対をする。大企業コンセプトには合わない方がいるから。

第10章:分割の法則 … カテゴリは分割されていくが、統合することはない。

 

(そして、肝に銘じておく法則)

第12章:製品ライン拡張の法則 … 安易に商品ラインナップを拡げちゃダメ。強みのない所で拡げちゃダメ!


特にズシーン!とくるのは第5章・第6章です。

お客さまが1つの企業や1人の専門家に対して頂く印象は、たった1つであるということ。「●●さんは■■の人」というシンプルなイメージでないと活きないということ。2つも3つも覚えてもらおうとしたってダメなんですわ。

自分の知り合いの専門家さんや、知り合い・取引先の企業を考えると当たり前のことだし「1つの絞ろう」とハッキリと思うのに、自分のことになると‥‥いろんなことをやりたくなっちゃう(製品ライン拡張の法則…)。

「あなたは、何によって憶えられたいか?」

という有名な問いは、ドラッカーでしたっけ?これにも通ずるものでしょう。

 

「●●さんは○○の人」 「へーすごい!」
「●●さんは、●●がすごい人」「へーすごい!」

 

こうなる1つの絞らないと!すぐに、安易に答えを出すべき問題ではないかもしれない。でも、ハッキリとした答えを持たないと商売を急拡大させることは難しいだろうな。昨晩改めて読んで、改めて考えています。