

ぼくはこの秋から、「落語」をよく聞くようになったんですよ。ただ面白いからだけではなく、仕事にすごく活きると感じたから。販促にも応用できる発見があるから。(直接的な応用ではないですけどね)
まぁよく聞くといっても、youtubeでなんですけどね。生で聞いたことはなかった。そのきっかけになったのが1冊の本でした。
「いつもおなじお題なのに、なぜ落語家の話はおもいろいのか」立川談慶 著
この本の中で「水屋の富」という話が紹介されていて、それをyoutubeで見たことがきっかけで、いろんな話を聞くようになりました。
そして、この本の著者である立川談慶師匠のセミナーに行ってまいりました。
・談慶師匠によるセミナー
・談慶師匠&柴山先生(会計&税理士)セッション
・談慶師匠による生落語
んもぅ、超よかったっす。セミナーもセッションもよかったですが、生の落語に圧倒されました。目の前で聞けて本当によかった。感動したっす。
今日はこのセミナーの中でぼくが盗んだこと
(談慶師匠の言葉で言うと、攻めて聞く)、ぼくら商売人が、販促で応用できることをおすそ分けさせて頂こうと思います。セミナーの中身の話じゃないです(それは実際に行った人だけの特権だから)。話の中身以外で、ぼくが勝手に盗んだことを。
●会場がドッと湧いた瞬間の構造×7
さすが真打ちのセミナーでして、話にひきこまれるだけでなく、「笑い」がちりばめ
られていました。ぼくがメモできたのが10カ所。それを分析すると7つのパターン(構造)にまとめられました。
この構造を応用できれば、ぼくら商売人は何ができるでしょうか!?
☆笑いが取れる?
いえ、違います。
お客さまに笑って頂けるなら、それは嬉しいけれど、ぼくらは笑いのプロではありません。それを目指す必要はない。
だいじなのは、
☆お客さまを惹きつけること
です。メニュー名やキャッチコピー、POPの文言、また接客中のトーク、さらには販促企画に応用することでお客さまに興味を引くことができます。
そうすれば、美味しい料理がもっと美味しくいいサービスの説明を、もっと興味をもって聞いて頂くことができます。販促策にものめり込んで頂くことができます。
その入り口を作ることができるはずなんです。
「笑い」って、面白いんですけど、その瞬間には、ぎゅっと一瞬で人を惹きつけて何かを想像させていると思うんです。その構造を頂いちゃうおうと。
その「7つの構造」はこちらです。
(あくまでも、今回盗んだものと言う意味、これがすべてじゃないです)
———————————–
1)「キャッチー」な例えを選ぶ
2)「自虐」の例えを選ぶ
3)人を落とすように見せかけて上げる
4)矛盾・GAPを突っつく
5)あの人のモノマネ(⇒どう応用するの?)
6)私の失敗談を話す
7)「下心」をおっぴろげる
———————————–
長くなっちゃうので、今日は前編として3つを取り上げさせてください
1)「キャッチー」な例えを選ぶ
セミナー内で、師匠がこんな例えをしたときにドッと笑いが起きていました。
携帯がない頃、談志師匠を迎えにいく際に時刻表やら師匠の行動パターンをあれこれ想像して、電車に乗る時間や着く駅、荷物の量などをきっちり合わせることを例えて…
「ナビのアプリみたいですね」
と。「ナビのアプリ」って言われたら「あぁ、あれのことか」とすぐに想像がつきます。スマホを使っているビジネスマンであればすぐに分かる例えを選んでいたんです。身近なものごとで例えるって、めちゃくちゃだいじなんですね~。分かりやすいですもの。
あと、事前に「携帯がないころ」という振りも重要だったんでしょうね。「携帯がない⇔スマホアプリ」という対比構造が作れますから。
2)「自虐」の例えを選ぶ
「他人を落とす」表現て、聞いていてあまり気持ちのイイものではありません。でも、自分を落とすなら別にいい訳です。「立川談志一門」に入門してのキビシイ修行の日々を例えて…
「談志一門=北朝鮮のよう」
と例えていました。さらには、一門を飛び出してしまった人を「脱北者」と呼んでいたと。北朝鮮が「落とす表現」かどうかは置いといて、自虐的な表現は、だれも傷つけません(自分以外は…)。
それでいて、人は「他人がHAPPYになること」よりも「他人が不幸になる・苦労する」ことの方が喰いつきますから、効果的な表現になるんすね。きっと。
自虐は、自分一人だけでなく、自分が属しているチーム(お店や会社、グループ)をまとめても大丈夫っぽいです。ただ、自分が含まれていないチームを落とすのは悪口にしかなりませんから良くないっすね。
3)人を落とすように見せかけて上げる
この構造を発見した時、すごくうれしかったんです。イイもの見つけられたなぁって。セミナー中に、こんな話がありました。
「しゃべり上手は聞き上手とか言います。阿川さんが「聞く力」と言う本で稼いでますけど」
「アレで稼いでいるのが江戸しぐさです」
※言葉はぼくのうろ覚えなので正確ではありません。
表現としては、「あの人はアレで稼いでやがるぜ!」と、ちょっと攻撃的な視点です。でも、中身は違う。超羨ましがっている表現なんです。
「あの人はあんなに稼いでいるのに私は、そんなに…」と言うような裏面を想像させる表現。これが面白い。表向きには、相手を落とそうとしているけど実際には、すごくうらやましい人だと上げているのです。だから笑いながら聞けるんでしょうね。本当に落とそうとしている表現だったら、とても笑えないですもん。
さてさて、だいぶ長引いてしまいましたが、まずは3つの構造をご紹介させて頂きました。今回の記事は、直接的にそのまま販促に応用できると言うものではありません。でも、じっくりと考えながら応用できると大きな力になると思いますよ~。特にメニュー名やキャッチコピー、POPの文言。あと販促企画にも応用できます。
一度ハマったら、冬の朝の布団みたいにずっと中にいて、外に出られなくなりますよ~。(←キャッチーな例えの練習中。練習中。練習中。何も言わないでください…)
ぜひぜひチャレンジを!
ふぅ、残りの4つの構造については…どうしましょうか?もし、この記事が好評だったら続けます(ちょっと販促の生事例とは遠いですから、うまく伝えきれてないかもしれないんです)。
そうそう。最後に一つ自慢させてください~!
本は、すでに持っていましたけどサインしてくれるというので、その場でも買いました!保存用っす。談慶師匠に、サインしてもらっちゃいました!握手もしてもらっちゃいました!写真も撮ってもらっちゃいました!うれしいなぁ。
「いつもおなじお題なのに、なぜ落語家の話はおもいろいのか」立川談慶 著
↑販促マンとして、読んで損なし! 得られるものは自分で探す!
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