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この夏、映画を見ました。
話題の映画を。この夏って昨年の映画だけど。映画ってDVDでだけど。昨晩はじめて見たの。そして一つ、判ったことがあります。

見終えて洩らしたのは「すげー、こんなん作れねぇよ」。いやいや「作って」なんて誰からも言われないけどね。

なんで、このお話にしたんだろう。
どうやって、このお話作ったんだろう。
どうして、売れるか分かってない段階でこんなにも情熱がかけられたんだろう。
どうして、売れるか分かってない段階でこんなにもお金や手間をかけられたんだろう。
どうして、この企画にOKがでて人とお金が集まってきたんだろう。

そんなことを考えてしまった。
純粋に映画を楽しんだ後ですよ。終わってから。

お話への引きこまれ具合もすごかった。
「伏線」と「疑問」と「違和感」と「喪失」でぐいぐい引き込んでいく。伏線もこれでもかってくらい入ってるし。何より監督のセンスなんだろーな-。同じお話でも、別の監督がやったら全く違う作品になりそう。「監督の技量とセンスに、みんなが信じてついていった」という気がしたんです。「断固たる決意とビジョンがなければ、こんなの作れねぇ」と感じたのです。

長男は映画館でも2回見てるはずだから3回目。
それでも喰いつかれたように見ていた。「なにが面白かった?」みたいな話をしていたら…いつの間にか近松門左衛門の虚実皮膜の話になっていた。だって長男がそれに近いことを言うんだもの。

大作はいろいろと考えさせられることも多いですな。
いろいろ考えさせてもらった結果、一つ分かったことがあります。

2回連続で見ると、1回目ほどの感動はないぜ