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小学3年生のリレーは、1年生と比べると早く見える。
6年生と比べると、遅く見える。


ウリってきちんと伝えたいじゃないですか。魅力とかこだわりとか強み、そういうものです。お客さまに伝わってこそ「欲しい」と思って頂けますから。

でも、そのウリも伝える順番によって際立ったり、際立たなかったりするなーと思うんです。どんな順番で伝えると「ウリが際立つか」って、改めて考えてみませんか?

 

久々にアイススケートをしたんです。20年ぶりくらいじゃないかな―。横浜のアイススケート場の解放イベントがありまして息子たちと行ってきました。久々にやってみたら、ものすごーく楽しかったです☆

で、ぼくらのような一般参加者が滑る前に、所属選手のエキジビション演技があったんです。フィギュアスケートの。生で見たのは初めてでした。これまでは、テレビでオリンピックや大きな大会の演技を見たことくらいしかなかったので。すいすい優雅に滑るし、ホントにジャンプするし。すっごかったです!

 

すっごかったのですが、見ながらも色々と考えてしまったのです。これは販促マンの性です。選手の演技は素晴らしかったのですが、順番を変えた方が、すごさがもっと際立っただろうなーって思ったんです。

■エキシビジョンは、イベント前より後の方がいい
 もしくは、中盤に休憩中イベントとして挟む。

こう思いました。
理由は、演技の比較対象の分が悪いから

ぼくらのような素人は、フィギュアスケート選手の演技を生で見たことはほとんどありません。世界のトップスケーターの演技をテレビで見ているくらいです。だから、目の前の選手の演技の比較対象がテレビで放送されるようなトップスケーターになってしまうのです(他には比較できる素材がないのです。頭の中に)。

これはです。
大損

今日演技を見せてくれた選手は、受賞者で素晴らしいスケーターのはず。演技を始めた瞬間から雰囲気を感じる方もいました。

でもですよ。素晴らしいスケーターだとしても、比較対象が世界の金メダリストになったら分が悪いです。当たり前ですよね。

だから、スゴさを際立たせるならば、比較対象を金メダリストから換えた方がイイはずです。金メダリストと比較されちゃうと分が悪いけど、比較されて分がよくなる対象もいるでしょう。

 

見ている人の比較対象が入れ替わるように、順番を変えた方がいいと思ったんですよ。だから・・・

■エキシビジョンは、イベント前より後の方がいい
 もしくは、中盤に休憩中イベントとして挟む。

こう考えました。

イベント後というのは、一般の参加者さんが滑った後のことです。自分で滑って転んで楽しいけど難しいなーと実感した後のことです。その時に、選手の滑りを見たら…

「すっげー!」

ってなりますでしょ?自分がやった直後だから。比較対象が「素人の自分」になるから。めっちゃすごく感じるはずです。

 

スゴさって、比較対象によって感じ方が変わります。せっかくスゴイんなら(スゴイことを伝えたいなら)、伝わりやすい演出もだいじですよね。

今回はアイススケートのフィギュア選手を例にしましたけど、我々の商売でも同じです。せっかく素晴らしい魅力があるなら、際立つように伝えた方がいい。

その為に「何と比較してもらえると際立つか」を考えてみて下さいねー☆

 

いやースケートも楽しかったし、選手の演技も生で見られてよかったです。
ホントすごくよかったんですよー!!

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