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アイデアマンってどんな人だろう?
何かを見たら、街を歩いたら、人と話していたらどんどんとアイデアが湧いてくる人かなぁ…。
そういう天才っていると思う。
残念ながら、ぼくは到底そういうアイデアマンにはなれない。
周りから「アイデアマン」だと思って頂けることがある。
実際に提案するアイデアの量はわりと多いから、そう思って頂けるのだろう。
でも…正直にいって、ぼくはアイデアマンではない。
少なくとも、上のような、アイデアがいくらでも湧いてくる人ではない。
才能やひらめきでアイデアを作る人ではないし、そうはなれない。凡人だから。
でもぼくは、アイデアを作る方法は知っている。
多くの人が作れない量のアイデアを作れるし、多くの人が作れない質のアイデアを作れる自信がある。
ただし、そのレベルが傑出して高いわけではない。
日本のトップレベルかというとそうではない。残念ながらいまのぼくでは…。
(秋元康さんや小山薫堂さんの切り口をみると、とてもかなわない…比べちゃいけないのか?)
凡人には、凡人にあったアイデアの作り方がある。
ぼくはその方法をしった。だから(一般的なレベルでは)多くのアイデア、そこそこの質のアイデアを作れている。
アイデアは「既存のもの同士の組み合わせ」だという。
それ自体は知っている人が多いと思う。
でも、どうやって組み合わせるか。いつ組み合わせるかなど、
具体的な方法は持っていない人の方が多いのではないか。そうも思う。
「運まかせ」「才能まかせ」では、ぼくのような凡人にはアイデアを作れない。
では、どうすればいいのか。
「頭の中で組み合わさるしかけ」をすればいい。
とても単純だ。
具体的には、自分の頭に質問を投げかけるのだ。
とても単純だけど、これが一番だと思う。
質問が投げかけられれば、頭は考え出す。何かしら答えを生もうとしてくれる。
とても単純だ。
たとえば、こんなことを考えてみよう。
■あんぱんを「おかず」にして、ご飯を食べたら…。
変な内容なので、普段は考えていない事だと思う。
※いま、即席で考えたので、あまりいい事例ではないのですが…
頭に質問を投げかけてみると、アイデアが作られるのだけど、
その質問には、いくらか種類があると思う。ぼくがこの場で思いつくものを上げると、下の4つがある。
1つ目は、「Yes/No」で答えられる質問。
●あんパンを「おかず」にご飯を食べたらおいしいか?
…残念ながら、きっと答えは「No」だろう。ただ、YesかNoかの答えを導き出すのは簡単だろう。
2つ目は、「調整具合を求める」質問。
●あんぱんの「大きさ」を変えたらどうか?
●あんこの「甘味を抑えたり、強めたり」してはどうか?
…これもいい答えは出てこないかもしれない。でも想像はしやすいのではないだろうか。
「もし、巨大なあんぱんだったら…」「もしひと口サイズのあんぱんだったら…」と想像ができる。
3つ目は、「世界中の選択肢の中から探し出す」質問。
●どうやったら、ご飯のおかずとしてあんぱんがぴったり合うか?
これはビッグアイデアが生まれる可能性がある一方で、答えを作るのが非常に難しい。
選択肢が多すぎるし、その選択肢を見つけるところから始めなければならないから。
アイデアを作ることになれていない人にとっては非常に難しい質問だと思う。(逆にアイデアづくりが好きな人にとってはワクワクする質問なのだけど)
4つ目は、「場を限定して、選択肢を探し出す」質問。
●あんぱんの「味付け」をどんな風にしたら、ご飯に合うだろうか?
●あんぱんに合うように、ご飯をアレンジできないか?
一つ目は「味付け」という場に限定して、選択肢を探す質問にした。
もしかしたらここではいいアイデアが生まれるかもしれない。
たとえば、「バターしょうゆ味のあんぱん」だったらご飯に合うかもしれない。
「ご飯ですよ味」「食べるラー油味」「梅干し味」だったら合うかもしれない。
……どうも、しっくりこない。でも少し拡がりが出た気がする。
2つ目の質問は、視点を逆にしたものだ。
これまでは「ご飯に合う」ように、あんぱんをアレンジしようとしてきたが、ここで逆転させてみる。
「あんぱんに合うごはん」ならどうか。
そもそも、パンとご飯はどちらも炭水化物で主食だから、一緒に食べるイメージがない。
だからどちらかのイメージがグッと変われば可能性がうまれてくるのではないか。
パンとあんこは相性がいい。だからあんぱんが美味しい。
ごはんとあんこも相性がいい。だから「おもち」や「おはぎ」が美味しい。
このあたりを組み合わせたら、このアイデアにおさまる。
「おもち入りあんぱん」
これは美味しいよね。
「ご飯」と「おもち」は違うともいえるけど、同じに見てもいいじゃない。
実際の「おもち入りあんぱん」は、今回のような問いかけから生まれたものではないと思うけど…。
質問を頭に投げかけることで、何かしらの答えがでてくる。これはアイデアだ。
質問のパターンを変えていくことで、出てくる答えが変わってくる。アイデアはいくつでも作れると言うことだ。
凡人がアイデアを作るにはどうすればいいのか。
自分に投げかける「質問」をいくつも持っておくことだと思う。
人の頭っていうのは、便利なものだと思う。スイッチを押せば、動き出してくれるのだ。
自分の頭を「考える装置」として使えばいいのだ。
少なくとも、ぼくはそうしている。
↓質問になるネタを仕込んでいる図
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