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自転車屋さんの中を歩いていると、壁側から音が聞こえてきた。
「ラジオ番組」のような、「インタビュー」のような音声だった。
内容は覚えていないけど、少しの間聞きいってしまった。
これがCM音声だったら、ぼくの耳の反応は違っていたと思う。
はじめから「CMだ」「宣伝だ」と思ったら、耳にも入らなかったかも。
CM・宣伝は「商品の良さを、何とかして伝えたい。買ってほしい」
というスタンスで作られる（ぼくのような消費者はそう思っている）。
対して、ラジオ番組やインタビューは、
「コンテンツの中身の面白さに興味を持ってほしい」
というスタンスで作られる（と、思っている）。
だから、中身に注目をする、聞き入ってしまう。
ラジオは聞くものだから。
どういうスタンスで、何を伝えるか。
改めて、そういうことを考えるきっかけになった。
まきや
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