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 最近読んだ本の中でビビんときたあれこれを共有させてください。

最近「小山薫堂」さんの本を2冊読みまして…
(あと何冊か注文もしていまして…)
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【1】名刺で大切なのは、あげる方の気持ち
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■本から抜粋
名刺は、僕が仕事をしていくうえで、とても大事にしている
ものの一つです。受け取る側の印象はもちろん重要ですが、
それ以上に大切なのが、名刺をあげるほうの気持ちだと思う
んです。いい名刺を持っていると、胸を張って出したくなる。
■雑感
この一節を読んで「うわぁ」とうなりました。
発想の視点が違う。

ぼくなら「どんなことをアピールするか」
「相手に、どんなことが伝わればいいか」を考える。

でも、それ以前の視点があったんだと。
はっとするとともに、悔しい想いが湧きます。
※「考えないヒント」33P より

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【2】このヤカン、宇宙人が見たら・・・?
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■本から抜粋
たとえば、ここにヤカンがあるとしますね。これを
ヤカンだと思うのは経験から知っていることです。
じゃあ、もしここに宇宙人がやってきたら、自分は
宇宙人にこれをなんて説明するだろう。それがリセット
して考えるということです。
■雑感
考える視点のバリエーションをいくつか持っていた方が
いいのかもしれない。たぶん、小山氏の発想の中に
「もし宇宙人…」は一つのパターンなんじゃないかと。

毎回0から考えるのもいいのだと思うけど、いくつかの
バリエーションを持っていて、それに追加して、毎回
いくつかの新しい視点を生み出そうとする方がよさそうだ。

たとえば…
・もし宇宙人が見たら…
・もし未来の人が見たら…
・受け手と渡し手が逆だったら…
・同じものでも、別の使い方ができないか
・便益が似たようなものはないか?
・そもそも、なんでやってるの?
・やめたらどうなるの?
・相手が●●の行動をするには?

今のところ目的がはっきりしていないからまとまらない…
ぱっとたくさん出てこないのも、まだまだ発想が貧困
なのでしょうね…。ここは自分がもっと掘り下げたい分野。

悔しいから、今思いつく視点をカードにまとめてみた。
増やして使って、イイトコどりして、まとめて…
使えるようになろうと思う。
※「考えないヒント」82P より

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【3】「これがアレックス・ムートンです」
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■本から抜粋(小山氏の事務所での会話…)

「ここに飾られているのが、アレックス・ムートンの写真です。」
「アレックス・ムートン……」

「ご存じないですか?」
「うん、知らないですね」

「それは正直なリアクションですね。アレックス・ムートンって
いうのは、実は僕のカメラマン・ネームなんです(笑)。
『これがアレックス・ムートンです』なんて仰々しく紹介すると、
だいたい半分くらいの人が、『おっ、あのムートンですか』って
いうんだけどなあ……」
■雑感
超面白いっす。相手のリアクションを設計しているんです。
これ自体は、ちょっとしたいたずらだけど、設計がスゴイ。

・こう仕掛けたら、相手がどんなリアクションをとる
・それに対して、こう返したら盛り上がる

というストーリーができているんですね。
これって販促そのもの。読んでいて楽しいんだけどすげぇ悔しい。
ぼくが思いついていないことばかりだから。
※SWITCH INTERVIEW 達人達「小山薫堂×佐藤可士和」より