

こんにちは!しかける販促マンのまきやです。
一気に読み通した方が価値を得やすい本もあれば、毎日少しずつ読んだ方が価値を得やすい本もある。この本は後者だと思う。
飲食業コンサルタントの著者が繁盛について200項目にも書いてくれています。小手先などなし、骨太、ほんとに繁盛をしてくためのお話。こういう本は200項目一気に読み切るよりも、少しずつでもいいから1項目ずうじっくりと自己反省しながら読んだ方がイイ!そう思って、毎日1分ずつ読む本の中に入れています。
※ぼくは小手先のテクニック活かすお仕事をしていますが、ほんとはこういう本が大好きなんです。「ぼくに足りていないから」という理由もありますけど、小手先テクニックが活きるのは「お客さまにとって本当に価値があるお店」だけだからです。
■飲食店だけ?いえいえ、そんなことありません。
著者が活躍するステージが飲食業なので、本に収録されている200の繁盛項目は飲食店が題材になっています。でも、その根幹は飲食業だけに限ったものではありません。どの業種にも通じるものがあります。
だって「繁盛」って、「飲食業で売上を上げるためにした活動の結果」ではなくって、「お客さまが選び続けた結果」だから。自分への置き換えは必要ですが、どの業種の方でもズシンズシン来るんじゃないでしょうか?(もちろん、飲食業の方がすぐに活用しやすい項目もあります)
↓掲載されている項目+まきやコメント
●自店のすべての商品を試食せよ。
お客さまの立場ですべての商品を味わってます?体感してます?
●開業希望者の多くは「自分に盲目」
ドキッとしてしちゃう。自分を客観的に見られているか?開業時だけでなく、新事業を始めるとき、新商品の発売時もそうですね。自分に盲目なのは、見えないだけでなく「見たくない」意識もどこかにあるからかも。
●レアな意見に振り回されない
そうそう!やってしまうのです…。お客さまの意見に耳を傾けるって大事です。でも…すべてのお客さまの意見を取り入れてはいかんと。長く来てほしいお客さまの意見を積極的に取り入れていきたいもの。
●開業希望者は、「隠れ家崇拝&憧れ」はやめるべき!
「隠れ家のようなお店をやりたいんです」に反対している項目。本当に隠れ家のまま終わってしまいますよと。うんうん、そういう話ってぼくも時々聞くなーって思い出しました。理想だけじゃお客さまはついてきてくれないですよね。
●そもそも、なぜ販促をするのか?
本当の繁盛店は「販促」などしていない。評判でお客さまが集まってくるから。お店作りの順番は「魅力づくり→集客」だと著者は言います。ぼくは販促の専門家ですが、同感です。お客さまに対して一生懸命していないお店で無理やりキャンペーンで集客したって、誰も幸せになりませんもの。こうしてハッキリと書かれるとハッとします。
他にも、こんな項目あります(抜粋)
●あるノーゲスト店舗の夫婦
●2号店を焦る必要は全くなし
●「一日一偽善」のススメ
●視察は電話予約の段階から!
●税理士の当たり外れが与える影響は大きい
●みんなとは反対の対極を常に見よ
●良い客単価の上がり方
●「成果に対する執念・執着」が圧倒的に違う!
●価値を伝え、もっと価格に自信を持つべき!
●メニューブックは誰のため?
●売れない1番の理由とは?
●仏作って魂入れず
●美味しい=売れる? 売れてない=不味い?
●山奥で本マグロの大トロを出していませんか?
「知識を得るために読む」のではなく、意識を変えるため。さらには「繁盛マインド」を体中にしみこませるために読みたい本です。小手先ではなく、本当の繁盛店を目指す方は読むべし!
↑この記事の投稿時に「15,000円」とか表示されていましたが、もっと安く買えます。アマゾンでもう新品本がないみたい…