

先日の続きです。炭火焼鳥 小鉄さんで作成した「こだわりツアーブック」のしかけのお話です。前回は「抜き取りたくなる!【誘う】メニューブックのしかけ」でした。今回は、お客さまに「押しつけ」をせずに「こだわり」を伝えるしかけを。
まずは、実物の画像を見てみて下さい。
- こだわりブック中身
- つい抜き取りたくなるブック
これが小鉄さんで制作した「こだわりツアーブック」です。これこの中に、押しつけをせずにこだわりを伝えるための「しかけ」を盛り込みました。
■お客さまにリピーターになってもらう記憶は?
お客さまがリピーターになるには「8つの記憶」が大事です。中でも、飲食店では特に「納得の理由」がだいじ。ここは意識して取り組めるかどうかで成果が変わる部分ですから。
「納得の理由」はいくつか分けることができますが、中でもだいじなのは「美味しい理由」です。つまり「料理や素材へのこだわり」のことです。
「○○にこだわっている、だから美味しい」
この記憶をお客さまの頭に残してもらうことがだいじなのです。
でも…これが難しいのです。
■アピールしても伝わらない?
人は、押し付けられた情報よりも自ら興味をもって手に入れた情報の方が
よく覚えているものです。(学校の授業よりも、大好きな漫画の方が自然とおぼえちゃいますよね?)
だから、メニューブックやPOPで「ウチのこだわりは○○です」と大々的に謳っても、
お客さまにとっては受身の情報なのです。
お店が無理にアピールをすれば、押し付けになってしまいます(とはいっても、分かりやすい情報提示はだいじですよ)。
だから、アピールをせずにお客さまの方から「こだわり」を知りに来てもらうことができないか。そんな「しかけ」を作りました。
■「Q」で、お客さまの頭に「?」を作る。
どんなしかけを作ったか。とってもシンプルです。
クイズ(Q)を出したんです。
こだわりを伝えたいのですが、こちらからアピールすることを我慢してクイズ形式にしました。たとえば、このようなクイズです。
〈Q1〉————————————–
小鉄で扱っている鶏は「大山鳥(だいせんどり)」
という銘柄鶏です。どうして地鶏でない大山鳥を
選んだのでしょうか?
——————————————–
どうですか? 頭の中に「?」がわいてきません? そして、このクイズの答えを知りたくなりませんか?
人は質問をされると、頭が動き出して答えを導きたくなるものです。そして、答えが分からないときには、それを知りたくなるものです。だから、問題を読んだらその答えも知らないと気持ちが悪い。そして、答えを知ることは、お店の「こだわり」を知ることになるのです。
ちなみに、先ほどのクイズの答えは・・・
———————————
大山鳥は、鮮度がバツグンだから。
鶏は鮮度がとても大事な素材です。
地鶏は毎日解体していないので、どうしても
鮮度が落ちる。大山鳥は当日の朝さばいた肉が
手に入るので鮮度が抜群なんです。
———————————
です。これを知ると「へぇ!」「なるほど!」となりません? もし納得してくれていたら大成功です。きっとグッと記憶に残るはずです。これが、押し付けずにこだわりを伝えるしかけです。
ただ…ここで終わらせてしまうのももったいない。せっかくこだわりを知ってもらったのだから、次のステップにも進んでほしい!ということで、次の「しかけ」も埋め込んであります。
こだわりをよ~く『味わって』頂くためのしかけです。
いつもよりもよ~く味わって頂けたら、より美味しさにも納得して頂けるはず。記憶にもより定着するはずです。
詳しくは次回「こだわりを知るだけでなく、じ~っくりと味わって頂くしかけ」にて。
■参考URL
炭火焼鳥 小鉄 http://r.gnavi.co.jp/gb1h100/
狙ってしかける販促ツール企画・制作 http://haps.chu.jp/nebaritool
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