

ぼくらは伝えたくて仕方ない。でも…
ぼくらはお客さまに伝えたくて仕方ない。でしょう?商品のこだわりを伝えたかったり、サービスの良さを伝えたかったり、体験した後のお客さまの未来像を伝えたかったり、社長の心意気を伝えたかったり、解決したい社会問題を伝えたかったりします。
でも、なかなか伝わらない。
思うようには伝わらない。
そうじゃないですか?
ほとんどの場合はそうです。そもそも「伝える」というのは伝え手が主語になった言葉です。お客さま(聞き手・受け手・読み手)側の言葉ではありません。お客さまの言葉にすると「伝わる」ですよね。
ぼくらが伝えたいなら、伝えるために一生懸命になってもだめ。
「伝わるための工夫」をしないといけない。
ぼくはそう思います。
だから「分かりやすい表現」では足りないと言ってます。分かりやすい表現で伝えることはとても大切です。素晴らしいことです。
でも足りない。
なぜかというと「分かりやすい表現」は「分かりたい人のための親切」だからです。あなたに興味をもって「分かりたいぞ!」と思っているお客さまに対しては分かりやすい表現は素晴らしい工夫になります。
でも、多くの場合は違います。まだお客さまは「分かりたい」とは思っていない。ぼくらはお客さまに商品の良さなどを伝えるときには「分かりたい!」と思って頂く工夫から始めないといけません。
弊社では「伝える。よりも伝わるためのお話化」のメソッドを開発しています(進化中です)。

お話化力は4つに分かれます。本記事では「物理的に見ちゃう化」について少し。
そもそも人には「つい目を向けてしまう要素」があります。それを使うかどうかでコンテンツの成果は大きく変わります。これまではお店のPOPや黒板、チラシなどで使っていた技術ですが、WEBコンテンツでも同じです。人がつい目を向けてしまう要素ですから、どんな場面でも有効です。
たとえば、この記事の一番上の画像について。あらためてこちらです↓

つい見ちゃいませんでしたか?吹き出しの中の文字をちょっと目を凝らして読んでくれませんでしたか?(ホントはぼくの画像じゃなくって女性の方がいいんですが、ぼくの記事なのでぼくが出ました)。もし目を向けてしまったなら、それは「見ちゃう化」されているからです。
人の目線を集めるのには「しかけ」があります。弊社では
- 目線を集める7つのダシ
- マンガ化
- 4コマ化
- 早送り動画化
- 異物化
という技術を主に使っています。どんなにいい商品でも、どんなにいいサービスでも、まずは目を向けてもらえなければ伝わりません。まずは目を向ける工夫「見ちゃう化」をしましょう。
そうそう、上の画像では「目線を集める7つのダシ」から「かおダシ」と「ふきダシ」という方法を使っています。すごくシンプルなんすが効果はめちゃくちゃ大きいですよ。
「お話化」のお話、次回は「意識的に分かりたい化」について解説してみますね。人が興味をもちやすい鉄板のネタや、興味を生み出す公式があります。あとはお笑いや物語を分析して抽出した「面白みを生む構造(矛盾とか)」があります。そちらもぜひ見てやってくださいね(まきや)
〈はぴっくのお話化メニュー〉

