

「坊主めくり」ってネーミングが気になるぜ!
昨晩、何十年ぶりに「坊主めくり」を致しまして・・・・。
ふと思ったのが「なんで、坊主めくりなんだろう?」ということ。
「お姫さまめくり」だっていいわけです。
でも「坊主めくり」というネーミングが残っている。
どうしてだろう?
気になる。
ちょっとだけ視点をズラすと、「ババ抜き」も気になる。
「ペア引き」とか「アベックづくり」でもいいわけです。
でも、残っているのは「ババ抜き」。
「坊主めくり」も「ババ抜き」も、
ゲームの中で起こる「嬉しい部分」ではなく
「プチ悲劇」にフォーカスされているネーミングです。
「神経衰弱」なんて…すげぇネーミング。
どうしてこのネーミングに落ち着いただろう…?
※だれかが「ネーミング」として授けたものではなく、自然と選ばれて残ってきたネーミングだと思うから、こういうのは「ネーミング」とは言わないのかも…。
これを、どう見るか。
「嬉しい」「楽しい」という感情もいいけれど、
「プチ悲劇」「笑える悲劇」の方が共感しやすいから、
という見方もできると思うのです。
こういうパターンは、実は日常生活の共感にもよくある。
「昨日、嫁から『いつも仕事頑張っているからプレゼント』って、手編みのマフラーをもらったんだ」
って言っても、なかなか共感を得づらいだろう。(人の幸せは、自分の幸せじゃないのか!?)
でも、
「最近、娘が一緒にお風呂に入ってくれなくなって…」とか
「嫁が『なんで父ちゃんは、向井理みたいな顔じゃないんだろうね』って本気でぼやいてた」
とか、プチ悲劇の方があるあるネタとして共感しやすいだろう。
「坊主めくり」「ババ抜き」とは若干意味合いが違うけど、
「どこに共感を得やすいか」という視点では共通点があるんじゃないか。
本気の悲劇は楽しめないけれど、「プチ悲劇」「笑える悲劇」は、本人も周りも楽しめる。
グループ4人の内1人が勝った場合は、喜ぶのは1人だけで、あとの3人は負け。
だれも、勝った人には共感できない。同じ思いを持てない。
でも、グループ4人のうち1人がプチ悲劇にあった場合は、あとの3人が共通して喜べるのだ。
ここに「共感のポイント」があるような気がする。
個人的な共感というよりは、グループ内共感の視点で。
では、
「大富豪」と「大貧民」はどうなんだろう? こちらは感覚が分からない。
同じゲームでも呼び方が違いますが、どちらの方が多いんだろう?
ぼくは大富豪の方が馴染んでいるけど、「坊主めくり」「ババ抜き」と同じ切り口だと、
「大貧民」の方が多いのかなぁ…?
こういう所にも、
「人々が共感する要素」「自然と頭に残る要素」
のヒントが隠れていると思うのです。
いや、間違いなく隠れている!
だって、何十年・何百年と残っている言葉なのだから。
日々、いろんなところにギモンをもちたいものです。
まきや
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