

下の3つの共通点は何でしょう?
・アダムとイブのりんご
・満員電車の中でのおなら
・ダイエット中のケーキ
どれも「タブー」であることです。
ぼくらはたくさんのタブーの中を生きている。
普段は特に意識をしないものもあれば、
すっごく我慢をしているものもある。
気にならないものは大した行動要因にはならなそうですが、
我慢を伴うタブーは、大きな行動要因になるはず。
タブーが解禁される場があれば、
その世界は魅力的に映ると思うのです。
手に届くところにあれば、手を伸ばしてしまうと思うのです。
先日、横浜美術館にて開催された
「子どものアトリエ 親子のフリーゾーン」に参加してきました。
定員は600名とかなり大きなイベント。
満員だったのかどうかは分かりませんが、かなりの賑わいでした。
少なくとも何百人が集まったイベントです。
ここでは、3つのコーナーがある。
●絵の具で好きなところに思いっきり絵をかける中庭
●たっぷりの粘土をもらっての造形コーナー。
●段ボールやイラスト紙を切り貼りできるクラフトコーナー。
どのコーナーも混みあっていました。
造形コーナーとクラフトコーナーは席に座って作業するので
席を見つけるのが大変なほど。
絵の具コーナーは、みんな歩きながら遊びますが
かなりのにぎわい。
どのコーナーも、自宅ではなかなかできないものです。
特に難しいのが絵の具コーナー。
このコーナーでは、中庭の範囲内なら
どこに描いてもいいみたい。
一応、主に描く場として貼られた白紙がありますが、
それ以外にガラスや壁、地面、ポールなどにも描いていいみたい。
これってタブーを破ってますよね。
家で壁に絵を描いたら…ふつうは怒られます。
子ども向けのイベントだったのですが、
付き添いの親も、楽しそうに描いている方がけっこういました。
大人だって楽しいですもの。
家ではタブーとされていること。
やっちゃいけないこと。
普段はできないこと。やっちゃいけないこと。
それができる場は魅力的に映るんじゃないか。
そう思うのです。
子どもに思いっきり楽しんでもらいたいのも理由ですけど、
「普段押さえつけているものを解放できる場である」
というのも、大きな要因になっているように感じました。
普段は我慢しているタブー
破れたら気持ちがいいタブー
そんなことを実現できる場をお店で提供できたら…
大きなビジネスチャンスかもしれないですね!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[今回のポイント]
———————————————-
■「タブーを破る」ことには魅力がある
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[アイデアチャレンジ]
———————————————-
あなたのお店で、お客さまが「タブーを破る」
体験を提供するとします。
どんなタブーが破れそうですか?