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■「こだわった●●」でいいのか!?

商品があれば、その紹介文・説明文が必要になります。特にイチオシ商品なら、そこに手は抜けません。

「こだわりの●●」「こだわった◆◆」って書いていませんか?

 

その紹介文を読んだお客さまが「どう感じるのか」「どんな印象を持つのか」「どんな記憶が残るのか」などを予め狙って作り込まないと、いい結果は生まれません。

そりゃあそうです。

縁日で射的をするとき、「狙い」を定めずにテキトーに打ったって、的に当たるわけないでしょう。

紹介文だってきちんと「狙い」を定める。これがめちゃくちゃだいじなんです。狙わなきゃ当たらない。「狙い」によって、文章の内容、コトバも変わる。文章が変われば「お客さまに残るもの」も変わるのです。
でもですね、これが結構難しいんすよ。まず「狙って紹介文を作ろう」という発想をする自体なかなか出てこないんです。だから、特に狙いを定めずに「こだわり素材の●●」とか、「商品のいい所を表現するだけ」ってことも多くなります

超もったいないっす!

「狙って」文章を作るかどうかで、お客さまに残るものが変わるのですから…。
今回は、最近ぼく自身が相談を頂いて、紹介文を書かせてもらった事例の「Before&After」を事例にさせていただきます。

■Beforeは、キレイだけどぼんやりな文。

事例は、ある飲食店のイチオシ商品の素材である「牛肉」の紹介文です。今回、メイン素材である牛肉を変更したので紹介文も新たに必要になりました。
下記が、Beforeの文章です。読んでみて下さい。(※固有名詞のところは■で隠しています)

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626-2

こだわりのオーガニック牛

「■■■」は、オーストラリアの広大な大地で
 のびのび育ったノンストレスの牛。

 キレイな水、空気の環境で■■を食べて育った■■牛は
 程良いサシが入っており肉の旨みが多く詰まっています。

 特に赤身の強いランプを使用しているので、
 さっぱりとした味わいでお酒と一緒に楽しんでいただけます」

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どうでしょうか?

キレイな文章ですよね?とても読みやすいですし、内容も分かりやすいです。とくに問題はなさそうです。

ただ「何を伝えたいのか」という点で見ると、足りない(エラソーなこと言ってすみません。お店で働いていれば文章作りに慣れるわけがないので、全く問題ないんですよ)。この文章の他にも、この牛肉に関する情報を頂き、さらに個人的にも調べて、ぼくなりにも紹介文を作ってみました。

■何を「目的」にして、何を「狙う」のか?

まず、この紹介文の内容をまとめると下記になります。

〇使用するところ
・メニューブックの中で使用。
イチオシメニューのメイン素材である牛肉の紹介文。

〇目的
・新しく取り扱う牛肉の「価値づけ」をすること(素材を変更するため)
納得度アップ・満足度アップすること
この目的を達成するために、こんな点に狙いを定めました。

1)【前の素材よりも良くなった】と理解頂くこと
2)この牛肉が美味しい理由に【納得】頂くこと
3)お店がこの牛肉を選んだ理由に【共感】頂くこと

このあたりが伝われば、素材を変えたことに対して、お客さまもポジティブに捉えてくれるはずで、いい記憶も残るはずです。

そういうことを狙って作った紹介文が下記です。ぼくなりのAfterです。見てみて下さい。
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626-2

ホントに霜降りが旨いの!?
本当の肉喰いは「赤身肉」で見極める!

『■■■■■は、黒毛の■■牛』

■■名物「■■■■■」では、牛肉の本当の味を堪能して頂くために、
和牛ではなく【やわらか赤身の■■牛】を選びました。

■■牛は、オーストラリアの大地で「■■■■■」を食べて
すくすくと育った黒毛の牛です。(今注目されている■■■■種という種類)

和牛の牛舎よりも、ずっと広くて空気がキレイなオーストラリアの牧場だからこそ、
臭みのない赤身肉になります。脂っこさがありません。
和牛と同じくらい長い【肥育期間】をとるからこそ、
ほんのりサシが入り、濃い味わいが生まれます。
他の赤身肉とは、やわらかさと味わいが違います。

そして、ぼくらが選んだのは、その中でも【ランプ】という部位です。
腰からお尻にかけての部位で、よく動かす部位だからこそ
赤身なのにやわらか~いんです♪

だから、たくさん食べても胃がもたれません。
■■牛の■■■■■を、お腹いっぱい堪能してください。

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どうでしょうか?
なかなかいいですか?
それとも、イマイチっすか?(だったら悲しい…)

実は、この紹介文は未完成です。ぼくの主観も入ったり、詳細情報は確認できていないところもあるので最終的にはお店で取捨選択して使って頂くことになります。(まったく使われなかったらどうしよ…)
では、【狙い】を達成するために、どんなコトバを意識して使ったか、いくつか抜粋して解説してみますね。
1)【前の素材よりも良くなった】と理解頂くこと のために…

・霜降り肉よりも、赤身肉を肯定する文章をつくる(大きなお肉をたっぷり食べる料理なので)。その為に、このようなコトバを選びました。

「本当の肉喰いは「赤身肉」で見極める!」

「和牛の牛舎よりも、ずっと広くて空気がキレイなオーストラリアの牧場だからこそ…」

 

2)この牛肉が美味しい理由に【納得】頂くこと のために…

「美味しい理由」は納得度が高く、記憶にも残りやすいのでだいじ。その為に、このようなコトバを選びました。

「黒毛の■■牛」←黒毛和牛のイメージがあるから「黒毛」はGood
「臭みのない赤身肉になります。脂っこさがありません。
「長い【肥育期間】をとるからこそ、ほんのりサシが入り、濃い味わいが生まれます」

 

3)お店がこの牛肉を選んだ理由に【共感】頂くこと

・素材のスペックだけでなく、スタッフが選んだ理由を説明することでお客さまにも共感頂く、共感頂けたら納得度は高まる。その為に、このようなコトバを選びました。

「ぼくらが選んだのは、その中でも【ランプ】という部位です。腰からお尻にかけての部位で、よく動かす部位だからこそ赤身なのにやわらか~いんです♪」

 

 

どうでしょう?

メニューの紹介文一つとっても、「狙い」を持つかどうかってとても大事です。狙いによって内容は変わりますし、お客さまに残るものだって変わりますからね~。

 

ぜひ、今一度確認してみて下さい。

あなたのイチオシ商品の紹介文は、お客さまに「何を残す」ことを狙っていますか?
■参考URL
狙ってしかける販促ツール企画・制作 http://haps.chu.jp/nebaritool

 


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