

前回に引き続き、名刺のしかけです。前回は、名刺で「ゴールを決めよう」って話(http://haps.chu.jp/archives/5905) 今回は、ゴールに辿りつくために、名刺にしかけた具体的な事例のお話を。
改めて、今回企画制作した名刺は、サプラジというサービスのものです。
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◆サプラジhttp://xn--vckg6g2c.com/
ゲストの魅力を引き出しながら、サプライズお手紙を披露する番組。最後には話した内容が即興で歌になる。そんなラジオ番組です。
社長の蔵石さんは、「きちんと伝えるって、だいじなことですよね」という想いがあって、それを伝える場を作っているサービスなんです。
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で、今回の名刺のゴールは、渡した相手に
●手紙って、やっぱりいいよね
っていう印象を持ってもらうことでした。その点に対して「YES」であれば、出演もしてもらいやすくなるので。
では、そのゴールに辿りつくためにどんなしかけをしたか。大きなものを3つ、暴露しちゃいますね。この3つです。
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1)お手紙感を出すための表紙デザイン
2)内面をチラ見
3)想いを具体化したメッセージ
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1つずつ解説します。
1)お手紙感を出すための表紙デザイン
(イメージづけ)
まずは表紙の画像を見てみて下さい。
左上に郵便番号の枠と消印ぽいデザインです。はい、お便り(ハガキ)をイメージしたものです。パッと見で「お手紙」「お便り」をイメージできるデザインにしたんです。
2)内面をチラ見(内面へ誘導)
これも表紙のしかけ。この名刺は2つ折りなんですが、表紙はちょっとだけ短くなってるんです。名刺の右側を見て頂くと分かるんですが、内面の文字が見えてるんです。「100通のメッセージと、1通の手紙。」というもの。
これは内面のメッセージ文のタイトルです。チラ見できると、続きを見たくなるのが人間。楽しみにして、めくって頂けると狙っての設計です。
3)想いを具体化したメッセージ
(想いをメッセージ化)
2つ折りの名刺を開くと、メッセージ分が現れます。先ほどのタイトル「100通のメッセージと、1通の手紙。」に続く文章です。
このメッセージがすごくよかったみたいです。蔵石社長の頭にあることをうまく表現できたみたいですごく気に入って頂けています。
使い手(発注者)に気に入って頂くのはとってもだいじですが、それが独りよがりではまずいです。でもこの名刺は、ある方に渡したところ、めくって、読んで、泪を流してくれたんだそうです。何かしら伝わるメッセージになっていたようです。そんなん言って頂けると嬉しいですね~。ぼくはコピーライターではないですが、心動く文章を書けたなら、最高にうれしいっす!
こんな3つのしかけをすることで、今回の名刺のゴールである「手紙って、やっぱりいいよね!」に辿りつくようにしたんです!
…ということで、2回にわたって名刺のしかけをご紹介させて頂きました。だれもが持ってる販促ツール「名刺」も、「何を狙うか」で中身の作り方は変わるし、名刺交換後の結果も変わります。ぜひ、しかけにチャレンジしてみて下さいね~。
◆サプラジ http://xn--vckg6g2c.com/
■デザイン:ライズサーチ社 http://www.risesearch.co.jp/
■企画:はぴっく http://haps.chu.jp/nebaritool