

POPを付ける目的って何でしょう?
商品の販売促進だったり
有効な使い方をお伝えしたり
スタッフの人がらを伝えたり
会話のきっかけを生むことだったり
細かく分けるといくつもあるんですけど、どれにも共通して、とっても大事な機能があると思うんです。どの目的を果たすためにも共通して必要な機能がある。
それは・・・
●お客さまの目線を集めること
です。POPは設置して置くものですので(あ、動きだしてもいいなー!)お客さまの方から見てくれないとそこに書かれている情報は伝わりません。POPが果たしたい役割が果たせないんです。
POPの目的を果たすには、まず「お客さまの目線を集める」こと。これがめっちゃだいじなわけです。POPに書かれた中身はその後なんですよね。中身もめっちゃだいじなんですよ。でも見てもらえなければ、伝わらない。
だからこそ!
「お客さまの目線を集めるしかけ」が重要なんです。
人って、自然と目線を向けてしまう要素がいくつかあります。その要素を盛り込むとお客さまの目線を集められる(集めやすくなる)。その要素をぼくは、このようにまとめています。
●お客さまの目線を集める5つのダシ
5つのダシをPOPに盛り込むと、注目度が上がりPOPの成果も高まるって寸法です。
その「5つのダシ」の内2つを盛り込んで、その日の内に成果が2倍になった事例があります。
※事前に「5つのダシ」について知っていた方々ではありません。成果の出た事例の中で、実は5つのダシ技術が使われていたってものなんです。
その実例POPはこちらです。
ヴェニオ物語という会社さんの事例です。ルイボスブレンドティーを企画製造販売している会社です(美味しくって、気持ちが上がるんでぼくもほぼ毎日飲んでます)。
ある時、大型スポーツクラブ内で、試飲会イベントをするチャンスがありました。ヴェニオ物語の2人は意気込んで乗り込んだものの…うまくいかず…。スポーツクラブ内のお客さまは、試飲ブースの前を早足で通り過ぎてしまいます。なかなか試飲してもらえない…。
そこで2人が採った策が「POPの工夫」だったんです。元々設置していたPOPに、画用紙とマジックとセロテープを使ってちょっと付け加えたんです。
↓改めて。こちらです。
そしたら、それを見て立ち止まってくれるお客さまがグーンと増えたそうです。
「カフェインゼロなのねー」とか「身体にいいの?」などと質問をされて会話が増え、試飲をしてくれる方が格段に増えたそうです。
体感ですが、その効果は2倍以上!素晴らしいですね~。
POPの効果として、結果的には試飲するお客さまが増えて販売数が増えたのも素晴らしいですが、なによりもストレスが減ってると思うんです。試飲会の運営ストレス。誰も立ち止まってくれないイベントって超しんどいですもん。
ちょっとしたPOPのしかけが、大きな成果を生んだ事例です。素晴らしいですよね~。このPOPには「目線を集める5つのダシ」の中の「ふきダシ」と「はみダシ」という技術が使われています。
●ふきダシ…まんがの吹き出しのようなパーツ
●はみダシ…枠からはみ出して取り付ける
これって目線が集まりやすい要素なんです。5つのダシには、他にも「かおダシ」「とびダシ」「しじダシ」があります。これらを取捨選択しながら
POPに使っていくと、より効果が高まりますよ~。
ちなみに・・・この「5つのダシ」は、ぼくの販促DVDで詳しく解説しています~。
・・・すみません。DVD発売間近なので多少、DVDの販促がらみの記事になりました。お許しくださいませ~。
↓まきや式「しかけ販促大作戦!」いいでしょう?
5月24日(水)の発売を目指しています~(多少遅れるかも…)
■ヴェニオ物語 http://venio.jp/
■前回の記事 しゃべるスタンプカードでリピート率アップって提案!
■前々回の記事 手渡しチラシ作り(2)お客さまの行動を設計する!
■まきやの最新刊(好評っす!ありがとうございます!)
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