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人が動く・決断するのには必ず理由があると考えています。ぼくは。昨日は岐阜商工会議所さまでクチコミ販促セミナーをさせてもらったんです。ありがたいことにお申込は37名さま。実際には何名かキャンセルだったようですが。

で、昨日のセミナーでは講師としてとっても嬉しいことがあったんです☆

●たくさんの方にお越し頂けたこと
●前のめりに参加くださった方が多かったこと
●休憩や終了後に質問・相談・名刺交換をたくさん頂けたこと

などはとっても嬉しいことですが、もう一つ、とっても嬉しいことがあったんです。

それは…

●席が前の方から埋まったこと

です。

セミナーって自由席なので、たいていの場合は後ろの方から席が埋まることが多いんですよ。もちろん、初めから最前列に座ってくださる方もいますし、2列目を狙って来る方もいます。でも、総じて半分よりも後ろから埋まることって多いんです。

知り合いでもない講師が来るので、近いのはリスクなんでしょうね。講師側としては、後ろの席よりも前の席が埋まっている方がやっぱりうれしいです。来て頂けるだけで嬉しいんですけど、やっぱり人間って欲ばりなので。

あと、後ろから埋まると遅刻してきた方が最前列になっちゃったりして、ちょっと気まずく?なったりもします。。。

 

で、昨日は前の方の席から座ってくれた方が多かったんですよー。2列目・1列目・3列目くらいから。半分よりも前の席に座ってくれる方が多かった。隣の席に人がいると、後ろになっていきましたけどそれは仕方ないかなーと。

 

ではなんで、前の方から座ってくれたか!?

これがだいじです。この理由が気になります。席の埋まり方を見ていて、思い出したことがありました。「以前にも、こんな感じがあったなー」って。

そして気づいたんです。その時の環境と昨日の環境には「共通点」があるって。これが前から座ってくれた理由の一つなんじゃないか、と思えたんです。

もちろん、土地ごとの気質もありますし、今回のご参加者さんが前の方に座ろうと考えていた方が多かっただけかもしれません。偶然かもしれないのですが、環境のおかげもあると思ったんです。共通していたから。

 

その共通点とは…。

●入口が前側にあること。

です。会場の入口が、前側にあったんです。これが以前との共通点でした。

ぼくの感覚ではありますが、会場の出入り口は、後ろにあることって多いです。すると、特に意志を持たずに席を決める場合は入口に近い席になることが多いでしょう。前の席に行く人は「意志をもって、前の席に座る人」です。入口が会場の後ろ側にある場合は、意志をもって選択しないと前の席には座らないものです(それか誘導されるか)。

そういう意味では、入口が前側にある場合も同じなんじゃないかと。意志を持たずに席に座る場合は、入口から近い席=前の方の席に座る。やっぱり後ろの席がいい方は「意志をもって後ろの席に座る」わけです。

こんな風に、会場の環境次第でも人の動きって変わるんだなーと思った次第。これも「しかけ」になりますでしょ?

こうやって人の動きを見て分析して、仮説を立てる。そして、別の場で実験をしてみる。うまくいけば、しかけとして使えるものになります。

ぼくは、そんなことを繰り返しております。
しかけ販促ってたのしーんですよ。


■前回の記事 ”こちらの話題”に持ち込む名刺のカタチとイラストって?

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