

「PPAP」って、すごいですね。世界中でヒットしているみたいです。
「ペンパイナッポーアッポーペン」ってやつっす。ぼくが知ったのはごくごく最近なんですけど、関連動画を含めると、もう何億回も再生されているそうです。すげーっ!!
「PPAP」を知らない方は、まずは動画を見て下さいね~☆
↓こちら、公式動画です。
https://youtu.be/0E00Zuayv9Q
(公式も5000万回再生ってすげー!)
ぼくは「しかける販促マン」なので、「ヒットした理由」は分かりません。
※「ヒット」は、時代性やらセンスやらいろいろあるのでぼくには分からんのです。。。。それっぽく言うことはできるかもしれませんけどね。でも、再現はできないですわ、ぼくには。再現できなきゃノウハウじゃないし。
でもぼくには、「どうして記憶に残るか」については分かるんです。ここには「しかけ」があるから。しかけ部分については分かります。それを今日は明らかにしてみたいと思います。
「PPAP」が人の記憶に残る理由。
それは「3つのしかけ」のせいなんです。
この3つです。
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1)単語3つだけ・繰り返し
2)かっこつけ英語
3)想像させる
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それぞれ、もう少しだけ説明してみますね。
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1)単語3つだけ・繰り返し
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あのPPAPの動画で使われている単語がとっても少ないんです。「I have a …」はついてますが、単語として印象的なのは3つだけです。
・Pen
・Apple
・Pineapple
この3つだけ。この3つを組み合わせて繰り返しているだけです。
だから超簡単なんですよね。覚えやすい。
言葉が少ないほど記憶に残りやすいですし、繰り返されるほど記憶に残りやすいです。
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2)かっこつけ英語
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これは海外でヒットしている理由には、繋がらないんですけど、日本人が好きな理由になると思います
「ペンパイナッポーアッポーペン」
パイナッポーとかアッポーって、普段言わないじゃないですか!普段は「パイナップル」や「アップル」です。それを普段から「パイナポー」って言ってたら、なんかちょっとブッてる人に見えちゃいます。(それかネイティブの方に見えるか)
普段は日本語英語を使うんですよね、日本人は。(って、ぼくは英語はからっきしです)だから、パイナッポーとかアッポーに対してちょっと憧れ的な存在でもある。そんな「かっこつけ英語」を使ってるのも、記憶に残る要素だし、マネしてみたくなる要素になるのでしょう。
行ってみれば、PPAPをマネすることで、憧れに近づけるきっかけをもらっているのかもしれませんね。
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3)想像させる
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これです。ぼくはこれが一番のポイントだと思っています。
見ている側に想像をさせる動画なんです。
だって、動画の主役・ピコ太郎さんは「pen」とか「apple」とか「pineapple」とか言っていますが、実際には何も持っていません。
appleにpenを刺している映像は、見ている人にそれを想像させているんです。
pineappleにpenを刺している映像は、見ている人にそれを想像させているんです。
アッポーペンとパイナポーペンをくっつける映像は、見ている人に、それを想像させているんです。
無いものを想像させる。これってすごいことです。見ている人は無意識に動き出しています。「受身」で見ているだけではないんです。頭の中で「想像」しちゃうんです。見ている人の頭の中には、自ら作り出した映像が拡がっている。これはすごいです。自分で作り出したものは強力です。記憶にも残りやすいです。
だって、人から言われたもの・見せられたものよりも、自分自身で考えたものの方が価値を感じますから。
「落語」もそうですよね。噺家さんはたった一人ですけど、そのお話を聞きながら
聞き手の頭には、いろんな光景が拡がる。
これってすごいことなんです。実際に再現するのは、難しいんですけど。
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いかがでしたでしょうか?
PPAPって、やっぱりすごいんです。
分析すれば、他にもポイントはあるかと思いますが、「しかけ販促」として、お客さまの記憶に残るためには今回記載した3点を使ってみて下さいね~。
【やっぱり、もう一個追加】
「PPAP」って呼び方。「自ら呼び名を付けている」こと。そして「なんだか不思議なネーミングであること(何か意味がありそう感)。短いネーミングであること。これもクチコミで拡がるには大事な要素っすね。言いやすいですもん。
■前回の記事 最後まで見続けちゃう、動画に組み込んだ「しかけ」とは?
■前々回の記事 ファンづくりに欠かせない!「ス」が4つあった!&「素敵だねっ!」って言われる名刺
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